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わたしの忘れ物 (創元推理文庫 M い 8-3)

わたしの忘れ物 (創元推理文庫 M い 8-3)

わたしの忘れ物 (創元推理文庫 M い 8-3)

作家
乾ルカ
出版社
東京創元社
発売日
2021-04-12
ISBN
9784488431136
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わたしの忘れ物 (創元推理文庫 M い 8-3) / 感想・レビュー

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kei302

切ないラストです。そっかぁ~、向こうが透けて見えるはずや。ラストの真相にたどり着いてようやく、単行本で読んだことに気づく。わたしの もの忘れ……

2021/05/18

タルシル📖ヨムノスキー

H大学学生部の女性職員・ユウキさんが、3年生の中辻恵麻に無理矢理に紹介したのは、ショッピングモールの忘れ物センターでのアルバイト。そうこれは〝メグル〟の続編的な連作短編集。忘れ物、他人にとってはガラクタ同然の物でも、本人にとってはとても大切な宝物だったりする。とにかく自己肯定感が低く自称「ミス・セロハン」というくらいに卑屈な恵麻。彼女は同僚の水樹や橋野に支えられながら、たくさんの忘れ物とそれらに込められた思いや、謎に触れることで、一歩ずつ成長していくのだが。まさかの最終章!あんな展開を誰が想像しただろう。

2023/12/26

TAKA

大型商業施設の忘れ物センターでアルバイトを半強制的にさせられる事になった主人公恵麻。届けられた落とし物に纏わるエピソードとそこで働く人との交流の物語。が、ラストは思いもしない方向へ。明かされた想像もしなかった真実に驚かされた。最後が何とも切ない。

2021/06/03

mayu

主人公の恵麻は、自分の事を存在感のない、向こうが透けて見えるような‘ミスセロファン’だと卑下している大学生。ある時学生部から大型商業施設の忘れ物センターのバイトを押し付けられ、働くことに。 主任の水樹と愛嬌のある橋野、二人と届いた落とし物謎を解決していく連作短篇集。 人から見たらがらくたでも、それは誰かの宝物かもしれない…。想いの込められた忘れ物や、忘れたままの方が良い忘れ物。わざと置き忘れる忘れ物などさまざま。所々に感じた違和感も最後は回収され、『わたしの忘れ物』というタイトルに納得のラストだった。

2021/04/23

onasu

大学の職員からバイトを奨められる(押し付けられる)とは読み覚えのある設定で、そちらは著者の「メグル」だと直ぐに分かったのですが、その職員も(そんな人は早々いないですが)同一人物とは解説で…。  そんなんで、バイトを通じて何かに気づかせてくれるという構図は変わらないのですが、連作の「忘れ物センター」でのバイトは、忘れ物にまつわる話しに、社員二人が中々の好演で楽しませてくれるが、主人公には随所に腑に落ちないところが。  それが伏線となる結末は予想を外したが、悪くはないものの、ちょっと首を傾げる向きもあるか。

2021/06/24

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