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リバーサイド・チルドレン (創元推理文庫 M し)

リバーサイド・チルドレン (創元推理文庫 M し)

リバーサイド・チルドレン (創元推理文庫 M し)

作家
梓崎優
出版社
東京創元社
発売日
2021-08-31
ISBN
9784488432126
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リバーサイド・チルドレン (創元推理文庫 M し) / 感想・レビュー

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みどどどーーーん(みどり虫)

カンボジア、川縁の小屋を寝床にし、グループで暮らすストリートチルドレン。彼らはゴミの山での拾い物を微々たるお金に変えて暮らす。うち一人は日本人の少年ミサキ。彼がなぜここにいるのか、そしてどうやって日本へ帰るのか、が語られるのかと思いきや、いやいや…帰れない、帰らない、最後まで。連続殺人事件、売春宿、ホーム…、ストリートチルドレンの実態がつらい、しんどい…。でもひたすら暗いわけでもない…。謎解きよりそちらが心に残った読後。前作から読んだ方が良いかも、という読み友さんのアドバイスは、この人は前作の斉木?かな?

2021/12/03

buchipanda3

前作で味わった異国情緒とミステリの組み合わせの妙味をふたたびと思って手に取った。こちらの舞台はカンボジア。熱帯モンスーンの高温多湿特有のじとっとした感覚が文章から伝わってくる。それは気候だけでなく、その地の川辺で日々を生きるストリートチルドレンの叫びと祈りともシンクロしている気がした。主人公の設定や他も幾つか強引さを感じたが、単に異国の哀しき物語としてではなく、著者はその内側からの世界を見せたかった、想像させたかった、そんな気概を感じた。謎が解かれても解決していない。そのことに気付かされるミステリだった。

2021/09/03

Akihiko @ VL

梓崎優さん2冊目の読了。大藪春彦賞受賞作。 カンボジアの川沿いで懸命に生きるストリートチルドレン達が受ける迫害に胸が痛くなりました。誹謗中傷なんて言葉では生ぬるく、虫ケラのように命を軽んじられている彼等が"人"を目指したからこそ、今回の事件が起こってしまったことがとても悲しいです。警官が子ども達に躊躇なく拳銃を発砲する廃れた倫理観。それは街の治安を守るという大義名分を掲げながら、容赦無く命を奪っていく殺戮と言っても大差ない。国民や観光客は彼等の犠牲の上に、生活を担保されていることを理解しなければいけない。

2021/11/15

さち@毎日に感謝♪

帯に惹かれて読みました。初読み作家さんです。ストリートチルドレンとして生きている少年達の仲間が殺される話でしたが、殺人事件よりも少年達の気持ちに寄り添っている作品だと思いました。「迷惑はかけるもの」という文章が印象でした。

2022/04/03

Yuna Ioki☆

2054-274-47 初読み作家430人目。舞台はカンボジア、日本人ストレートチルドレンが主役。たった3ヶ月でカンボジア語が理解できたり、12歳で最近まで日本で普通に暮らしていたのに劣悪な環境で平気で暮らせるのか?と疑問ではあるが、ストリートチルドレンの実情の紹介本かと思いきや殺人事件ミステリーでした。結末に向かって都合よすぎる部分はあるものの楽しめた。

2021/10/17

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