KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

うさぎ幻化行 (創元推理文庫)

うさぎ幻化行 (創元推理文庫)

うさぎ幻化行 (創元推理文庫)

作家
北森鴻
出版社
東京創元社
発売日
2014-04-20
ISBN
9784488434113
amazonで購入する Kindle版を購入する

うさぎ幻化行 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

再読です。本当に最後の作品のようですが、実際には8章で終わっていますが北森さんは続けたかったのかもしれません。飛行機事故で亡くなった義理の兄が集めた日本の音100選で行ったところを主人公の女性がたどり、そこでの知り合った人物とのやり取りが書かれています。最後近くとなると何やら義理の兄と関係あった人物が登場して、また義理の兄の死に方も・・・・、ということで謎が解かれていきます。が、若干すっきりとしない感じも受けました。

2023/09/29

yu

義理の兄が飛行機事故で不慮の死を遂げる。 うさぎと呼ばれていた義妹の美月に残された音源。そこに隠された謎。 そしてもう一人、うさぎと呼ばれていた人物の存在。 切ないお話なのかと思いきや、まさかのラストに驚愕。 改めて、北森さんの凄さを痛感できる作品だった。

2014/05/12

hnzwd

飛行機事故で亡くなった兄が遺した音百景の謎を追う、、長編は、北森鴻さんが全編執筆した最後の作品。魅力的な謎に、張り巡らされた伏線と、綺麗な回収。そしてなにより全編に流れるもの悲しい雰囲気。堪能しました。

2015/03/11

KAZOO

ミステリーズ!という雑誌に連載されていたので読んでいましたが、文庫本が出たので読みなおしました。やはりとぎれとぎれに読むよりも一気に読んだほうが楽しめます。北森さんの本当に最後の連作集だそうです。連作ですが、最後まで読むと一つの長編ということになっています。いかにも北森さんらしさがよく出ている作品だと感じました。

2014/04/23

RIN

連載終了後急逝されて出版された遺作。恐らく単行本化にあたって通常なされるであろう校正や加筆等々がなされなかったため北森さん作品としては完成度にやや難ありだが、それでも北森さんらしい独特のもの哀しさ切なさに胸を締め付けられる良作。「連作長編」という紹介が正鵠を得た表現。哀しいのにしっとり穏やかな読後感に浸れる不思議な作品。

2014/12/26

感想・レビューをもっと見る