KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人 (創元推理文庫)

作家
青崎有吾
出版社
東京創元社
発売日
2015-03-12
ISBN
9784488443115
amazonで購入する Kindle版を購入する

体育館の殺人 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

面白かった!平成のエラリークイーンという帯に惹かれて読んで見ましたが、なるほどなぁという感じです。ロジック自体は、「やたらはっきり言い切っているけど、そうとは限らないんじゃない?」と感じる物も多いのですが、そこはご愛嬌の範囲内かなと思います。探偵のキャラも嫌いじゃありません。この路線で連続殺人事件をやって欲しい。次回作以降も読みます

2016/02/07

徒花

KUにて。王道的な本格派ミステリー。久しぶりに「読者への挑戦状」がある作品を読んで興奮した。基本的にトリックの解明をメインにしたハウダニット重視の作品だが、オタクの探偵やコッテコテの脇役が多く、キャラクターも立っているので読んでいておもしろい。小ネタもちょいちょい挟んでくる。じつはトリック自体は派手ではなく、ロジックをブロックのように組み立てて展開していく論理派で、そこらへんも好き。続編もあるので、引き続き読んでいきたいし、これなら紙の本で買ってもいいかも。

2016/09/06

寂しがり屋の狼さん

面白い!シリーズ1作目ですが、先に『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』を読んでしまったので私的には2作目(笑)学校の旧体育館でおきた殺人事件のわりに重たくなく読みやすいです(◕ᴗ◕✿)登場人物も個性があり、謎解きをする天才少年【裏染天馬】がアニメオタクの駄目人間なのも(笑)(≧▽≦)本作が著者のデビュー作であるのには驚きました。残りも読まなきゃ💦

2021/08/15

夜間飛行

ミステリは作者と知恵比べをしたくなるものだ。まして本作には読者への挑戦状が付いている。滅多に推理が当たらない私だが、今回は80頁辺りで密室の作り方がわかり、犯人も特定できてしまった(だって他に可能性がないのだから)。罠かな?…と思いつつ読んでいくと、犯人もトリックも予想通り。しかしそんなことは作品の価値を下げるものではなく、むしろ私でも真相が見抜けるくらいシンプルな論理を軸にしている所やフェアな所を高く評価できる。ただし警察の捜査が杜撰すぎるのと、高校生探偵の推理に穴(首を傾げる点)があるのは残念だった。

2019/01/07

夢追人009

平成のエラリー・クイーン、青崎有吾さんのデビュー作で鮎川哲也賞受賞作の傑作ミステリーですね。本書の架空の英米版タイトルに著者が選んだのは「黒い傘の謎」なのですね。まあまさに名探偵エラリー・クイーンの名推理を思い出させる緻密な論理の積み重ねによる完璧なミステリーで大満足でしたね。犯人は密室的な状況下の体育館から如何にして脱出したのか?容疑者が22人に読者への挑戦状も付いて至れり尽くせりでしたが私は完全にしてやられましたね。大胆な脱出トリックが素晴らしく脱帽しましたね。探偵は学校に内緒で住む高校生の裏染天馬。

2023/09/27

感想・レビューをもっと見る