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水族館の殺人 (創元推理文庫)

水族館の殺人 (創元推理文庫)

水族館の殺人 (創元推理文庫)

作家
青崎有吾
出版社
東京創元社
発売日
2016-07-28
ISBN
9784488443122
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水族館の殺人 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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nobby

シリーズ第2弾。多くが目にした水槽内でサメに喰われる衝撃!ここから11名の容疑者のアリバイに絞ってロジカル全開。中盤までは血染めの足跡や水滴など犯行現場の推理やトリックの実証などが楽しめる。相変わらず強烈なキャラ達だが前作よりもスッキリして面白い。後半の消去法な絞り込みに、自分の固い脳で必死に追いかける!度々ページ戻り確認するのもまた心地よい(笑)水族館という設定や持物など伏線の張り方に「ほぉーっ!」と感嘆すること多し!犯人が凶行に及んだ理由も一筋縄ではなく好み。

2016/10/11

ナルピーチ

シリーズ2作目の舞台は“水族館”。飼育員がサメのいる水槽に落下し襲われた!!事故かと思いきや誰かに仕組まれた事と判明する。容疑者は11人、だがその全員には強固としたがアリバイが…。捜査に煮詰まった警察はあの男に協力を求める事に。今回のポイントはアリバイ崩し。僅かな手掛かりから論理的な思考で答えを導き出していく。キャラのクセは強いものの、これぞ王道ミステリーと言える推理劇が面白い!気になるのは謎に包まれた裏染天馬の素性。今作ではその一部に触れる事になったがこれは伏線の礎となるのか?今後の展開にさらなる期待!

2023/09/02

stobe1904

【裏染天馬シリーズ②】今回は横浜の水族館が舞台。新聞部が取材で訪問した水族館で飼育員がサメの水槽に転落し死亡したが…。特殊設定もなく論理的な必然を積み重ねる推理の切れ味は前作同様、この作品でも抜群。ポイントとなる水族館裏の構造がつかみにくいことと、動機の弱さが難点。読者への挑戦はかすりもせずだが、安心してアリバイ崩しの本格ミステリを楽しめる佳作だった。著者の作品は短編のほうが切れ味と完成度が高いかな…。★★★☆☆

2024/01/18

さばかん

論理論理論理の推理小説。  論理によってここまで推理し得るものなのかと感嘆するばかりである。  ほんとにこれ自力で推理できる人がいるのだろうか、いるのだろうな。  いやもうほんとただただ圧倒されている。  ただ事件が起きて解決するだけなのに、濃密で濃厚で重厚で緻密で繊細で計画的で論理的なお話が書けるなんて凄いなぁ……。  卓球の場面もなかなか良くて、卓球パートももうちょっと読んでみたいなぁなんて。

2016/12/20

takaC

裏染天馬シリーズでも輪堂鴉夜シリーズでも良いから新作を心待ちにしているのだけど一年待っても音沙汰なしなので仕方なく積読崩しでお茶を濁す。

2017/12/20

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