決断の刻 (創元推理文庫 Mと 5-2)
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決断の刻 (創元推理文庫 Mと 5-2) / 感想・レビュー
KAZOO
殺人事件が起こりますが、所轄の刑事課長と殺された人物が所属するコンサルタント会社社長との古くからの関係(ある事件でかなり協力してくれたこととラグビーがらみ)が物語の裏側に存在します。さらにはその所轄の刑事が行方不明となり事件も混迷してきます。その刑事はそのコンサル会社をある贈賄事件で調査していたということでサラリーマン社会のいやらしさも明らかにされていきます。堂場さんにしては珍しくサラリーマン社会を中心に描かれています。
2023/01/23
sg
ハードカバー読んでた。色褪せないあの日思い出くらい 再読とか気にならない。警察小説だけど、裏テーマは上司の苦悩小説か。会社に気使い、部下に気使い、管理職とはなんぞやを学ばせる本。やるねぇ〜堂場さん。期待の3002倍上行くセンス。
2023/07/10
micky
知らずに購入しましたが、商社が舞台でした。実際にありそうなネタです。最後の種明かしのアプローチがこれまでにない方法でワクワクしました。
2023/07/06
hiyu
ラグビーが関係してはいる。その真髄についてはTV観戦が主でプレーの経験などないので想像するしかないのだが。しかしタイトルにもあるように、突然分水嶺がやってきたときにその行動となる指針は過去に、経験にあることが感じられてよかった。
2022/10/24
anken99
2024年の1冊目の読了はこちら。正月休みには、やはりエンタメ系の推理小説がぴったり?堂場瞬一氏の著作は初めて読む次第だが、帯に「堂場ワールド傑作中の傑作!」とあったのでチョイス。著者のもう一つの得意分野であるスポーツ(ラグビー)を絡めながら、主人公の刑事課長と、スポーツを通じて交流のできた元・ラグビー界のスーパースターである経営者が、ある事件でかかわりあうことになってしまう。。。エンディングは、スポーツマンらしいすがすがしさ。さすが人気作家だけあって飽きさせない。解説にもあったがスポーツの描写も細かい。
2024/01/08
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