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福家警部補の報告 (創元推理文庫)

福家警部補の報告 (創元推理文庫)

福家警部補の報告 (創元推理文庫)

作家
大倉崇裕
出版社
東京創元社
発売日
2016-12-11
ISBN
9784488470074
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福家警部補の報告 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

シリーズ3作目は3話で構成された短編集。1話目「禁断の筋書」では人気漫画家と出版社の営業部長の間で起きた事件を福家警部補が鮮やかに解決。2話目「少女の沈黙」では元ヤクザ相手に全く動じる事なく、いつもの調子で推理をして追い詰める。ラストが特に良かった。敵ながら菅原の任侠家としての振舞いに潔さを感じた。そして最終話「女神の微笑み」これもいい!今までにない結末の迎え方に更なる展開が待ち受けるのか?!それにしても福家警部補、いつまでも二岡君を困らせないでください。徹夜は程々にしてちゃんと睡眠は取ってくださいね!!

2022/04/20

こら

続きましての第3作♪女性漫画家・元ヤクザ・元化学メーカー経営の老夫婦…今作は犯人の職業だけでなく、「少女の沈黙」の元ヤクザ筆頭に、動機も犯行方法(完全犯罪計画)もバラエティー豊かで、作者の棚は広いぞ、と唸らされる。このような変化は、『刑事コロンボ』からの独り立ちとして嬉しいです。あと、彼女との出合いによって一種救われる関係者の描写も読んでいて気持ち良い。そして、ついにライバルというべき人物も登場…?ますますヒートアップ!

2021/12/29

sin

猫みたいに…気がつけばひょこり側にいる。飄々として頓珍漢、彼女の特技は情報収集、その眼鏡の奥に光る眼はなにを秘めているかわからない。そして狙った獲物は逃さない❗今回の獲物は、漫画家、元ヤクザ、現代の仕置人…シリーズ三作目ともなると警部補が過去に関わった人物もちらほらと、彼女の背景にある厚みを感じられるようですが、まだまだ全貌は証さない。『楽しかったよ。また会いたいな』

2017/02/21

yanae

シリーズ3作目。短編3編が収録。今回は今まで以上に1作1作に力が入っている感じ。さらっと読むという感じではなかったかな。2作目は特に。捕まえないでって個人的に思ってしまい、福家警部の執念にぞぞっとしました。とはいえ、いつもの福家警部。なかなかバッジが見つからないとか、何日も徹夜とか…いつものお決まりのパターンにはホッとします(笑)いじわるな刑事をやりこめるところも爽快。2話目だけはせつなかった。最後の最後まで…。一番入り込んで読みました。3話目は最後に驚き。また出てくるの?次が楽しみです♡

2019/10/07

ken_sakura

期待以上に面白かった(^_^)3つの中編。前2作が面白かったので手に取った3作目のハードルを越えて面白い\( ˆoˆ )/相変わらずすっとぼけた福家警部補が可笑しい。その福家警部補を脇役に、主役は犯人という感じが強い「少女の沈黙」がとても良かった。もう一人の福家とも言うべき人物が登場する「女神の微笑み」も良かった。次作も楽しみ。もう一人の福家には再登場を期待。

2018/03/17

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