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卒業したら教室で (創元推理文庫)

卒業したら教室で (創元推理文庫)

卒業したら教室で (創元推理文庫)

作家
似鳥鶏
出版社
東京創元社
発売日
2021-03-11
ISBN
9784488473082
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卒業したら教室で (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

こんなミステリは前代未聞かもしれない。学園ものというジャンルを超えて読者を驚かせてくれる。前作から5年が過ぎているが、作品世界は、柳瀬さんの卒業を目前に、例によって葉山くんがふりまわされていく。パターンを破って挿入される異世界の物語と、何と12年後の葉山とミノ。これにはとまどったが、有機的に謎とからんでいくところがすごい。どうやったらこんなことを思いつくのか、最初から作者がもくろんでいたのか、と感心。これはシリーズ中でも最高の作品かもしれない。そしてこういうことがミステリ、いや小説には可能なのだと。

2021/04/27

ponpon

市立高校シリーズ第8巻。もう間もなく柳瀬先輩が卒業式を迎えようかという頃。8つ目の七不思議が持ち上がり、兼坂なる不思議な存在まで。ファンタジー風の作中作や12年後の葉山くんとミノなど、手の混んだ造りになっていて、なかなか全貌が見わせない。やがて明らかになる真相、そして伊神先輩が何者なのかも。やがて訪れる別れの瞬間。想いを通じる者、そうでない者が錯綜する切ないドラマ。涙腺が刺激されました。このシリーズ完結かと思いきや、そうでは無いそうで、この世界を味わえると思うと嬉しい。満足の一冊でした。

2021/03/14

NADIA

市立高校シリーズ8作目。12年後の未来より、主人公の葉山くんと親友のミノがリモートで当時の仲間の誰かが書いたファンタジー小説を読みながら振り返るあの事件。市立高校八番目の七不思議「兼坂(んねさか)さん」。まあ、部室の密室とかはどうでもいいけど(^^;、「卒業」シーズンの独特の感傷がいい。作中作のファンタジーも面白かった。ただ、あの似鳥さん風のユーモアたっぷりのまえがきがその作者のイメージとずれているようにと感じるけど。伊神さん、とうとう扱いが人間ですらなくなってきた(笑) ちなみに卒業するのは柳瀬さん。

2021/08/21

papako

シリーズ続きもの読む祭。作者のデビュー作シリーズのこちら。一区切りの一冊ですね。作中作、高校時代、そして12年後の未来の3つのシーンで進む。相変わらずの謎事件。伊神さんの役割が明らかにされ、バトンを渡される葉山くん。そして柳瀬さんいよいよ卒業。そっか、私は葉山くんの気持ちをわかっていなかったな。兼坂さん事件の謎、作中作の作者は誰?『うちの人』だって。にやけちゃう。さてさて次もあるのかしら?葉山くん編突入ですね。しかし再読したくなっちゃいますね。結構ボリュームあるし。。。

2021/09/13

オーウェン

市立高校シリーズ8作目。今作はまるで集大成のように、柳瀬さんの卒業式に合わせた8つ目の謎が。七不思議はこれまでのシリーズで描かれてきたが、そこに付随する謎。いつものように伊神さんが手助けするが、そこに葉山も一枚絡む。だがそれらはある目的のためというラストによって、1作目からすべては繋がっている出来事を知る。ファンタジーに加えて、12年後の葉山とミノの描写も有り。そして柳瀬さんと、めぐり合わせる人物の儚い想い。シリーズはまだ続くようだけど、葉山にとって謎の意味合いは大きく変わってくるはずだ。

2021/05/25

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