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辛い飴 (永見緋太郎の事件簿) (創元推理文庫)

辛い飴 (永見緋太郎の事件簿) (創元推理文庫)

辛い飴 (永見緋太郎の事件簿) (創元推理文庫)

作家
田中啓文
出版社
東京創元社
発売日
2010-11-11
ISBN
9784488475024
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辛い飴 (永見緋太郎の事件簿) (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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gachi_folk

ミステリー 部分も良いのだが、何と言っても演奏シーンが相も変わらず良い。ジャズにはホント疎いのだが、そんなこと関係なくビッシビシとグルーヴが伝わって来る。音楽好きにはたまらんな。前巻読了後はレコード屋に駆け込んだのだが、今回も迷わず直行。無事に「生活向上委員会」をゲットした。

2015/07/02

えむむ

空気読まない永見さんの謎解きが爽快。甘い土の落ちが笑えた。さっちゃんのアルト、こうなるかなとよぎったけど何とも切ない…。

2023/10/12

りこ

前作の「落下する緑」からかなり間があいたのですが、相変わらず面白かったです。それぞれ前作は色、今回は味覚で統一されたタイトルのミステリーですが、それぞれの作品の後のジャズ蘊蓄もまた楽しい作品。

2014/10/13

ファーラス

面白い。ベテラン唐島とエース永見のジャズミステリー第二弾。連作短編集。音楽ものは素人が書いても魅力的に映ってしまう題材ではあるが、本書のように生粋のジャズ人+言語化・テリングの妙才に恵まれればさらにこうも化けるかという好例。インパクトでは一作目より弱まるが(慣れのせいもあるだろうが、直球ではなく傍流の話が増えた気はする)それでも熱かったり技巧的だったり悲しかったり、名編が多い。文庫版で書き下ろされた「さっちゃんのアルト」がなんとも胸に来るので、文庫版がおすすめ。

2019/05/24

花奈

ジャズを全く知らなくても、なぜかジャズもミステリも楽しめてしまう短編集。風景や情景などと違って、味と音というのは、言葉で表すのがとても難しいと思っているのだが、タイトルも演奏しているが誰かも知らない曲が、目の前で演奏されているような錯覚を覚えるのは、ひとえに作者の表現力によるものだと思う。どれもよかったけれど、表題作の「辛い飴」が一番よかった。年老いたジャズメンの底力と音楽を愛する緋太郎たちの熱い思いがぶつかる、心温まる一編だった。色シリーズ、味シリーズときて、さて次は。第3弾も期待したい。

2011/10/09

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