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MM9―destruction― (創元SF文庫)

MM9―destruction― (創元SF文庫)

MM9―destruction― (創元SF文庫)

作家
山本弘
出版社
東京創元社
発売日
2014-07-30
ISBN
9784488737030
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MM9―destruction― (創元SF文庫) / 感想・レビュー

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Bugsy Malone

世界各地に神話として残された究極の怪獣神臨。前作同様ラブコメ感が続く中、怪獣と神話のテーマも盛込み、やはり飽きさせずに終盤の大怪獣総進撃へとなだれ込む。読みながら脳内で登場怪獣をあれこれ映像化する作業も楽しく、三部作が終わり後は番外編の「トワイライト・テールズ」を残すのみとなり少々残念。

2015/06/07

更紗姫

ひたち海浜公園〈みはらしの丘〉に一面のネモフィラを見に行く・・・目下の私の夢。「来春、絶対行こうね」と友達と約束しているその場所に、ギガント降臨。震えが走った。前面には出ないが、気特隊という組織のバックアップ、伊豆野(=先住妖怪)とひかる達(日本を守る神話的存在)も協力して死力を尽くす展開に、息を呑む。一騎を取り巻くとぼけた状況は、緊張緩和にちょうどよかった。でも、亜紀子は一気に大人になっちゃったね。もう一生頭が上がらないよ、それも一興?こちらの感想にもあるが、「ここが潮時♪」かな。楽しかった~、有難う!

2014/08/24

つねじろう

来たよ来たよ怪獣大戦争。地球で暴れまわってた怪獣も他所の天体から侵略して来る宇宙怪獣に一致団結して戦う。怪獣物語の最終編くらいに出て来るお約束ストーリー。そう言えばこの前観たあちら版のゴ◯ラもそんな感じ。そりゃ怪談噺の幽霊も怪獣も出て来る迄、若しくは出て来た瞬間が華でその後は闘うだけなんだけど。でも神話理論と前巻からの恋愛ごっこで引っぱり過ぎじゃない?神話理論の展開の造り込みが楽しくて本筋を忘れたみたいな。まあでも後半のバトルは壮観でワクワクしたし、最後までヒメが健気で可愛らしかったから丸にしよっと。

2014/08/22

よしぱん

★4 MM9part3はpart2のすぐ続きで、ついにやってきた宇宙怪獣ズvs地球怪獣ズの総進撃。透明吸血怪獣アブソーラス、合体UFO怪獣ゴウキング、地底怪獣メカモグラ、円盤蛇怪獣ガラコブラ、怪獣神ギガント、登場。迎え撃つは、目覚めた金色女神とその守護怪獣ゴズ&カガミ。少女怪獣ヒメ×不老巫女×幼馴染女子高生とのラブコメ風味はご愛敬。そしてウルトラマンシリーズのワンダバやエヴァ使徒襲来BGMのティンパニが、どうしたって脳内で鳴り止まない!

2020/03/24

まえすとろ

巨大ヒーローと怪獣が織りなす新たなストーリー展開の前作から「神話は怪獣の物語だ!」とする怪獣の存在を古くから伝えられる世界の神話になぞらえたハッタリの利いたトンデモ設定でノリノリな最終的展開が楽しかった。そのテーマ故、妙に理屈をこね回す大人な解釈で話を進めるよりもラノベ調へ振った展開は返って肩がこらずに明るい気分で読めたので正解だろう。 特撮映画や特撮ドラマ好きへの小ネタも満載。しかし、怪獣小説の難しさ故にネタの膨らまし方にも限界が視えてきた感もあり、ここらが潮時っといった潔さも気持ちが良く三部作を完結。

2014/08/04

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