KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

シュレーディンガーの少女 (創元SF文庫)

シュレーディンガーの少女 (創元SF文庫)

シュレーディンガーの少女 (創元SF文庫)

作家
松崎有理
出版社
東京創元社
発売日
2022-12-12
ISBN
9784488745028
amazonで購入する Kindle版を購入する

シュレーディンガーの少女 (創元SF文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ベイマックス

普段SFは読まないのですが、読メさんのコメントに惹かれて読んでみました。少し難解な箇所もありましたが、物語として楽しく読みました。6つの短編集。少子高齢化や環境問題を背景にした作品もあって読ませる作品になっていると感じました。

2023/07/23

mihya

ディストピアにおける少女を描くSF短編集。 難しいものもあったが、「六十五歳デス」「太っていたらダメですか?」がわかりやすくて良かった。「異世界数学」もある意味単純で面白い。 「ペンローズの乙女」に『COSMOS』という番組が出てきたが、確かNHKで放送されていたと思う。本を読もうとしたこともあったが難しくて上巻の早い段階で挫折した。こんな内容だったのか。

2023/06/04

なっぱaaua

著者曰くコンセプトは「ディストピア×ガール」とのこと。女性が戦うSF短編集ですね。65歳で死が訪れる世界、肥満者たちの公開デスゲームがある社会、数学が禁じられた異世界、秋刀魚が消えた世界、社会から隔絶された島と宇宙の終わり、ウィルスによるゾンビ化パンデミックのある世界。それぞれが興味深いお話しでした。徴とかモラヴェックとかの共通ワードがあったりします。「六十五歳デス」「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」が好みでした。65歳で強制的に死ぬのも嫌だし、秋刀魚が居なくなった世界での未来の食事はつまらなそうですね。

2023/06/27

小太郎

「あがり」読んで注目していた松崎有理さん。この本は装丁のイラストと帯の「<ディストピア×ガール>短編集 様々なディストピア世界を生き延びるパワフルで勇敢な女性たちの物語」に惹かれて購入。「あかり」の時は日常に入り込むザラっとした違和感が新鮮だったような気がします(11年前だ)今回は6篇の短編集、数学禁止、65歳で死ぬ、太ってたらダメ、などディストピアと言うよりは色んな世界で活躍する女性の話。ビターやダークそしてコミカルまで色々あります。モラヴィックの量子自殺がモチーフの表題作が良かった★3.5

2024/02/28

よっち

様々なディストピア世界でたくましく生きのびる女性たちを描いた、コミカルでちょっぴりダークな連作短編集。全ての65歳にプログラムされた死が訪れる世界、肥満者たちを集めて公開デスゲームを開催する健康至上主義社会、あらゆる数学を市民に禁じて違反者を捕らえている王国、日々の食卓から秋刀魚が消え失せてしまった未来。その特殊な設定の世界ならではの特有の事象や、そこで生きる人々にもそれぞれの矜持があって、それがもしなかったり禁じられたりしたらどうなるのか、いろいろと想像したり考えたりしながら楽しく読むことができました。

2023/01/11

感想・レビューをもっと見る