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「学び」の構造

「学び」の構造

「学び」の構造

作家
佐伯胖
出版社
東洋館出版社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784491002774
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「学び」の構造 / 感想・レビュー

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Shinchan

第3章「道徳(よさ)はいかに学ばれるか」が興味深い。道徳というと過敏に反応する人達がいるが、大切なことであると思う。またここでは括弧付きで「よさ」と書かれている。子供の心理の発達過程が、分り易く解説してある。

2014/06/23

isao_key

認知科学の教育者が「学ぶ」とは何かを様々な角度から分析 、検証している。ただ著者は「特定の専門的な立場から書かれたのではなく、ひとりの人間として、親として、教師のひとりとして、また、学者として、ただ「学び」について、考えられるかぎり素直に、ありのままを考えようとした」とはしがきで語る。「わかる」について4点で考えを述べている。「わからないところがわかること」「絶えざる問いかけを行うこと」「無関係であったもの同士が関連づいてくること」「死にいたるまでわかりつづけていくこと」。また「学び」には6段階あるとも。

2017/01/08

かえるくん

本を読んだり、講演を聞いたり、ワークショップに参加したりすることが「=学ぶ」になるのだろうか?「学び」は「おぼえる」ことと「わかる」ことに分解でき、もちろんより大切なのは「わかる」ことのほうだ。そしてこの本では「わかる」とは「わからないところがわかり」「絶えざる問いかけを行い」「無関係であったもの同士が関連づいていき」「死にいたるまでわかりつづけていく」ことである、とする。個々の「学び」の機会に、その内容や意味を「おぼえる」ことに留まるのではなく、そこに存在する「学び」の構造を探っていこうと思う。

2015/12/30

marukuso

学ぶとはどういうことか。常識を問い、関連を問い、役割を問うことでわかることがある。学びつづけることが人間に与えられた使命でもあるのだろう。知識を覚えるだけが勉強ではない。得た知識をどう関連付けるか。ハウツウのやり方ではなく本質を問うことにこそ学ぶ意義があるのである。

2016/12/30

Tohru Soma

かなりの良書。だいぶ前に書かれている本にも関わらず、最近出ている本(教える技術「行動科学」)と共通して書かれていることがかなり多くあった。教師であれば一度のみならず何度も読むべき本。 特に、「道徳(よさ)はいかに学ばれるべきか」、「『機械』で学ぶことはできるか」は学べた。

2015/05/02

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