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こじれた仲の処方箋

こじれた仲の処方箋

こじれた仲の処方箋

作家
ハリエット レーナー
吉井智津
出版社
東洋館出版社
発売日
2018-03-05
ISBN
9784491034386
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ジャンル

「こじれた仲の処方箋」のおすすめレビュー

相手をイラつかせる「謝り方」って? こじれた仲を回復させる方法

『こじれた仲の処方箋』(ハリエット・レーナー:著、吉井智津:訳/東洋館出版社)

 酷いことをされて一応は謝られたけれど、なんだか腑に落ちない。逆に相手に嫌な思いをさせてしまい謝ったけれど、一向に怒りが収まる気配がない。だったらどんな謝罪なら受け入れられるのか、受け入れてもらえるのか。それが分からないままだから、場を収めるためにとりあえず「ごめんなさい」を連発してしまう……。こういった経験はおそらく、誰にでもあるだろう。

 心理学者としてカウンセリングの場に立ち会い、世界で300万部以上を売り上げた『怒りのダンス』(誠信書房)著者のハリエット・レーナ―さんによる『こじれた仲の処方箋』(ハリエット・レーナー:著、吉井智津:訳/東洋館出版社)は、その「謝り謝られること」を通して、相手とのわだかまりを解く方法について考える1冊になっている。

 ハリエットさんは謝ることと、男女問わずそれができない人々について20年以上研究を続けてきたという。彼女は第一章の冒頭で

せっかくの「ごめんなさい」の言葉も、誠実さが伴っていないときや、続けるのがつらい会話を終わらせる方…

2018/4/13

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ダメ謝罪の5つの共通点って? 母娘、夫婦、姉妹、友人…“こじれた”あの人との仲のほぐし方

『こじれた仲の処方箋』(著:ハリエット・レーナー、訳:吉井智津/東洋館出版社)

 全米ベストセラー心理学者が“わだかまりの解き方”を紹介した、『こじれた仲の処方箋』が2018年3月5日(月)に発売された。

「あのことを謝りたい」「あのことを謝ってほしい」「あの人のことが許せない」「どうしたら許してもらえるだろう」…。人間関係のわだかまりは「謝罪と許し」をめぐる問題と言える。同書は、著者のハリエット・レーナーが20年以上に渡って研究してきた「謝罪と許し」の視点から、人間関係の悩みを解いていく。誠意を伝えるハウツーや誠意がない人への対処法として役立つのはもちろん、傷つけられたままでいる人への癒やしにもなるはず。

 ここで同書の中から、「ダメ謝罪チェックリスト」と「誰かを許せないで苦しむ人へのメッセージ」を紹介しよう。

<ダメ謝罪の共通点5>(CHAPTER02「人をいらつかせる謝り方」より) 善意があっても、謝り方を知らない人は多くいる。その人たちは「ごめんなさい」とは言うけれど、それで相手の態度が軟化しない理由が理解できない。下手な謝り方には共通する要素…

2018/3/15

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こじれた仲の処方箋 / 感想・レビュー

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ひろちゃん

謝罪の仕方に関する本。謝りすぎて逆に相手がなぐさめ疲れる関係や何回も相手が謝っても誠意がみえないなどあるあるってのがたくさん出てきた。でも内容によってはどんな謝罪を受けても許す気にならないことがあり、「あなたのことは許せないけど謝罪の気持ちは受け取ったわ」っていうことも出来るんだとこの本を読んで思いました

2022/09/13

スイ

「謝罪」を中心に、謝罪する方される方、どちらについてもそこからの人間関係を具体例と共に語った本。 あまり手に取らないジャンルの本なのだけど、これは良かった! 特に、謝罪して欲しいがしてもらえない、というところから始まる「許し」についてが素晴らしい。 いつまでもこだわっていては自分も不幸になるだけ、許してあげることであなたも楽になるのです!なんてよく聞く陳腐な言葉を一刀両断。 “許す”と“手放す”の混同、”許す”のグラデーションなど、漠然と感じていたことが明文化されていてとても気持ちが良かった。

2018/03/04

さとう

壮絶な出来事の謝り方、謝罪の受け入れ方、相手に謝罪を要求するときの方法などが具体的に載ってて内容としては悪くない。 ただタイトルは原題のどうしてあなたは謝らないのかとか、正しい謝り方とかでいいのでは。

2019/07/24

かいうみ

◎ 「謝罪」について、謝る側、謝られる側、悪いことをした側、された側 様々な角度からたくさんの具体例を交えて説明され、わかりやすい。目から鱗のメッセージがたくさん。手元に置いて辞書のように使いたい本。 ⭕️許しのグラデーション⭕️謝罪を受け入れることと和解することは違う⭕️謝ってくれてありがとう ❓少しクドイと感じた、訳書特有の読みにくさかと思った。読み返す時目的の箇所を探すのが大変だった。

2021/05/06

つんどく

事例がいくつも挟まれており、参考になった。こういう謝られかたをされると謝られた気がしないとか、こういう風に謝罪を促がすとか、相手からの批判をしっかり聞いて受け止めるとか、決して反省しない相手への怒りは許すのではなく手放すだとか。ただ、日本でどこまでこれが通用するのだろうかと考えると暗澹たる思いである。批判はトーンダウンさせて短文で相手に考える余地を与えるなどはその通りなんだけど「ノリの悪い」とか「性格悪い」とか言われて集団で嫌がらせされそうで。。

2019/06/24

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