KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

usaoの先生日記

usaoの先生日記

usaoの先生日記

作家
usao
出版社
東洋館出版社
発売日
2021-03-11
ISBN
9784491043463
amazonで購入する Kindle版を購入する

「usaoの先生日記」のおすすめレビュー

子どもも先生も大変だよね。教師の本音と愛情たっぷりのコミックエッセイ『usaoの先生日記』

『usaoの先生日記』(usao/東洋館出版社)

 正直に言えば、学校の先生が苦手だった。お気に入りの子ばかりひいきする。気分次第で叱りつける。児童を並べてビンタする(ああ、昭和……)。学園ドラマの熱血教師を見ても、「暑苦しい先生だな」としか思えなかった。

 だが、時代は変わり、学校教育をめぐる環境も大きく変化した。自分も大人になり、あの頃の先生たちよりも年上に。当時の先生がどんな思いで教壇に立っていたのか、少しは想像できるようになった。そういえば子どもの頃、「あの先生、新任? 頼りないよね」と親同士が噂していたのを覚えている。中学時代、先生がある日を境に学校に来なくなったこともあった。いろいろなものを背負い、それでも子どもたちの心に寄り添おうとしてくれていたのかなと今なら思える。『usaoの先生日記』(usao/東洋館出版社)を読んで、その思いはより一層深くなった。

 usaoさんは、今年3月まで小学校の先生をしていた29歳の女性。教師だけでなく、講師や幼稚園の先生の経験も積んでいる。さらに、Twitterでは、不思議な生き物「うさお」が登場する「u…

2021/4/20

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

usaoの先生日記 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

生ハム

しんどい心に染み入る一冊。教員という仕事の魅力と、その中で葛藤する人の苦しみと、その中でもキラリと光る希望と。結構しんどい内容も描かれているのですが、それでも優しく温かい内容が印象的です。印象的だったのは「愛想笑い」。「アイドルになりたい!」と自分の夢を語る担任に対し、低学年は自分の夢を語り、中学年は先生を応援し、高学年は愛想笑い。愛想笑いができるようになるのがすごいという先生の評価。この流れに、この仕事の本質が詰まっているような、そんな気がしました。

2021/07/30

キビ

前作の影響とうさおさんの人柄に惹かれ読んだ。素敵な先生だ〜。子どもの頃の担任の先生たちを一人ずつ思い出してみた。

2021/03/20

純粋りんご

久しぶりの読書。新年度が始まってますが、不安すぎて現実逃避したくて。かわいかったな!ほっこりしたな。涙流しながらでも頑張る1年に。気合い入りました!

2021/04/03

Aka

5年目。散々悩んで、苦しい悲しいと思うことが多かった。今の自分にピッタリの本だった。年齢も近く、現役の方が描いている漫画。読みやすく、自分の心を代弁してくれているようで心強かった。「1年目はきっと何もないからのびのびできた。何年もかけてしょいこみすぎてしまった。重たくなったから一度おろして私らしくいこう。」これが一番印象に残った。周りの目を気にして、他人の先生像を真似しようとしすぎて、疲れた。なぜこの仕事を選んだのか、どんな自分でいたいのか、初心に戻れるきっかけになった。このタイミングで読めてよかった。

2022/01/01

ようこ

胸が痛いほどの共感。ぱらりとめくっただけで、去年は痛くて読めなかった。今年は、そして2学期が終わってほっとした今だから読めた。おまもりハンカチ、ある。

2022/12/25

感想・レビューをもっと見る