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ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容

作家
西田亮介
出版社
東洋経済新報社
発売日
2013-05-31
ISBN
9784492212097
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ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容 / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

インターネット投票はできません(24頁~)。 おかしな話だな。 選挙運動ができて投票ができない? 投票が簡便化すれば投票率が改善するのは このPC、スマホの時代に当然だと思えるけど。 電子投票は現実味を帯びていない。 これは既得権益が投票所にあることの 裏返しである。 衆院選のコーホート(世代)別投票率( 明るい選挙推進協会データ、59頁)は、 20歳代が最低。60代が最も多い。 これは、団塊世代が政治に関心があり、 ゆとり世代が関心が低いと簡単に すませる問題かどうか。  

2014/05/26

そり

日本がインターネットを選挙に用いるということの意味、影響。そもそもネット選挙がいつから議論されていたのか。日本よりも先んじて選挙にネットを導入したアメリカ、韓国で起きている問題。▼今話題のネット選挙について、この本は多角的に論じられていてかなり良いと思った。ネットの導入で複雑な政局が理解しやすくなれば、投票率も上がるのかなぁ。

2013/07/22

おおかみ

著者初の単著。いわゆる「ネット選挙」の解禁は、専ら技術的な側面ばかりが論点になり、制度の設計思想(「均質な公平性」から「漸進的改良主義」への価値観の転換)についての議論が疎かにされてきたと指摘する。解禁にあたりしばしば語られてきた、「政治のコストを引き下げる」「投票率が上がる」といった“神話”を解体し、改正法案の成立は終着点ではなくむしろ出発点だと強調。ネット選挙は確かに大いなる可能性に満ちているが、課題も山積なのだと改めて感じた。

2013/07/07

ミズグ

ネット選挙の解禁に伴っては、価値観の転換を必要とする論が展開される。 また、ネット選挙の可能性が具体的に書かれれいて、日本の民主主義の改善を考える契機となる重要な文献である。

2013/07/07

takizawa

2013参院選からネット選挙が解禁され、選挙運動でインターネットを利用できるようになった。本書はネット選挙解禁の孕む問題点について論じたもの。西田氏は今回の法改正を理念なき解禁と評する。目指す社会像について議論されることもなく、技術に過ぎないインターネットを万能であるかのように扱っているからだ。他のメディアが従来通り規制されているのに、なぜインターネットだけ自由に利用できるのか確かによく分からない。ひとまず参院選が終わって、解禁前の幻想とのギャップが見え始めた頃に本書を片手に議論が始まれば良いなと思う。

2013/07/15

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