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株式会社の世界史: 「病理」と「戦争」の500年

株式会社の世界史: 「病理」と「戦争」の500年

株式会社の世界史: 「病理」と「戦争」の500年

作家
平川克美
出版社
東洋経済新報社
発売日
2020-10-30
ISBN
9784492315323
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株式会社の世界史: 「病理」と「戦争」の500年 / 感想・レビュー

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Asakura Arata

いつもと違って、教科書的な内容で、より一層の読み応えがある。会社という共同幻想はやはり、過激な新興宗教団体と共通点がある。自分は会社に内定をもらった時点で、その共同幻想に違和感を覚えて、就職辞退したクチである。 株式会社はその成り立ちから、己の矩をこえていたことがはっきりした。生き物の人としての分相応さを無視してしまった。

2020/12/30

青雲空

先進国だけでなく、途上国でも少子高齢化が進む21世紀。一方で気候変動がいよいよ待ったなしになる21世紀。 成長が止まる時代に、「成長」に過剰適応している株式会社は、どのような変貌を遂げていくのか、行かないのか。 どうも私は、あまり明るい未来は見通せないのである。

2020/12/23

Akiro OUED

響かない。株式会社は、投資家のお金を増やしたい、を実現する。ネット社会は、ユーザーの超能力を身につけたい、を実現する。どっちも反社会を化装する。で、近未来。病理まみれの株式会社が、ヒトをデジタル化して、世界人口爆発を再起動する、とかの陰画を描写すべきでした。最後、肩透かし。

2021/01/16

七忍ミイラ

株式会社とは、所有と経営が分離し、株主がその主権を有する法人である。大航海時代に生まれた資金調達の方法としての株式会社は、出資者と経営者が異なるために、有限責任制という形をとる。こうした分離は、「法人」という擬制によって可能になる。ホモ・エコノミクスは、現実には存在し得ない人物像であるが、会社という法人としては存在する。株式会社は、その意味で共同幻想なのである。他方、戦後日本を支えた会社は未分離な家族の擬制であったが、これは新自由主義のもとで解体された。むしろ株式会社として純化された。その末路は暗い。

2020/12/24

青木

社畜的日常の中で、目的を失いかけたので手にとってみた本。前半の歴史を辿る章は読み物として面白い。株式会社の発展と国家の成長はいつも背中合わせというのはわかっていたようでわかっていなかった。後半は筆者の告白が主。印象的だったのは、株式会社が最も幸せだったのは第一次大戦後の頃ではという説。そういえば日本史の中でも好景気になり、前衛的な思想が流行した良い時代だったとする見方もあるとか。 需要が減退している今、所謂パイの取り合いに明け暮れる毎日。その中でのサバイバル。溜め息を一つ月に放って、明日も仕事が始まる。

2021/01/22

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