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ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)

ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)

ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)

作家
長新太
出版社
童心社
発売日
1998-03-25
ISBN
9784494008810
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ジャンル

「ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)」のおすすめレビュー

吉本興業の絵本作家・ひろたあきらオススメの“大人に読んでほしい絵本”。『ゴムあたまポンたろう』『ねこのセーター』など固まった頭をほにゃほにゃにしてくれる3冊 

 初めまして。絵本作家のひろたあきらです。私は今、いろいろありまして、吉本興業で絵本作家として活動をしています。吉本で絵本作家として活動をしているのは、おそらく私だけだと思います。なかなか珍しい生き物です。絵本を作る仕事をしていますが、そもそも絵本が大好きで、狭い部屋に500冊ほど絵本があります。絵本作家としても、ただの絵本好きとしても、もっと多くの人に絵本を読んでほしいと思っています。

 絵本は子どもが読むものというイメージがありますが、そんな事はありません。大人が読んでも普通に面白いです。普段絵本を読まない方も、これをきっかけに絵本を読んでみるのはいかがでしょうか?絵本作家として、ただの絵本好きとして、絵本の魅力をお伝えできればと思います。

 いきなりですが、残念なおしらせです。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、大人になるとどんどん頭が固くなってしまいます。それは仕方がないことなのかもしれません。だって大人なのですから。悩みも抱えているし、なるべく恥もかきたくないし、少しでも周りからいいように見られたい。考える事がいっぱいです。そして、ど…

2024/3/3

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ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Kawai Hideki

ゴムゴムの実を食べたかどうだか定かではないゴム人間のポンたろうが、頭から堅いモノに突っ込み、跳ね返されながら世界を渡っていくお話。相手が堅ければ堅いほど「オラ、ワクワクすっぞ!」な感じがどこか少年ジャンプ的。とはいえ、いつも相手が堅いわけではなく、柔らかい花だったり、オバケだったり、ジャングルだったり、トゲトゲのハリネズミだったりして、「どうなるんだろう?」という話の引っ張り方も面白い。「何事も頭から突っ込んでいけば、助けが現れるものだ」というメッセージが込められているのかいないのかは分からない。

2014/09/06

ダリヤ

あたまがゴムでできてるポンたろうが、いろんなところにあたまをけられたりぶつかったりしながら、あっちこっちをポンポンとんでゆくおはなし。いきつくさきざきにまちうけるへんないきものたちもおもしろい。ひやひやどきどきと、いつまでもたえまなくとびつづけるのではなくって、さいごはこちらもほっとあんしんしてしまう。カラフルでとてもたのしませてくれる一冊。

2014/02/03

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

長新太の本は褒める人が多い。みんながやたらに褒めるものには反発を覚えるが、この絵本を読むとそりゃ褒めるよなぁ…と思わされる。楽しいナンセンスの見本だと思う。訳のわからなさやシュールさが嫌味じゃない。良い意味の幼児性がある。頭がゴムで出来たポンたろうが、頭で跳ねながらいろんな所へ飛んでいく。ご都合主義もありながら、最後の落着で寝る前の読み聞かせに相応しい絵本だと思わされる。そもそも何なんだ、ゴムあたまポンたろうって(笑)。よく思い付いたと思う。キャラの大発明ではないか。大人の私が読んでいて随分楽しかった。

2017/10/23

gtn

成り行きに任せることの安心感と、身を委ねることの不安。

2020/09/14

めろんラブ 

ポンたろうは今日も世界中を旅しています。ゴムで出来た頭を弾ませながら・・・。何で?だから?などと野暮なツッコミを入れちゃイケマセンね。「だってゴムのあたまだから」この一言でオールOK!旅ではたくさんの困難にぶつかるけれど、弾んじゃうからノープロブレム!なんでしょう、この平和で大丈夫な感じ(笑)。長さんの世界、最高です♪跳んでいるポンたろうの姿がダイビングヘッドをしているように見えてしまう私は、にわかサッカーファン。がんばれニッポン!

2010/06/29

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