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卵の中の刺殺体――世界最小の密室 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

卵の中の刺殺体――世界最小の密室 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

卵の中の刺殺体――世界最小の密室 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル)

作家
門前典之
出版社
南雲堂
発売日
2021-12-03
ISBN
9784523266051
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卵の中の刺殺体――世界最小の密室 (本格ミステリー・ワールド・スペシャル) / 感想・レビュー

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雪紫

「見えないグリーン」以上に最小の密室。カジタツさんとは関係ない龍神池から揚がった1.5m以上のコンクリートの卵。その中には右目に包丁の刺さった女性の白骨が・・・。カフェの社長が相次いで密室で殺され、遺体をオブジェにするドリルキラーが跳梁する。声優好きなら被害者の名前に反応せざるを得ないけど門前さん、盛り過ぎです・・・。卵の密室を含めた個々の謎が霞むくらいに様々なトリックを詰め込んだ、お腹いっぱいミステリ。バカトリック感は薄めだけど、ボリュームたくさん。寝る前に読むと情報多くてパンクします。

2022/04/23

のりオバ

会社の慰労会と称して別荘に泊まった6人。社長が殺されたことから全員容疑者になる。とにかく読みづらくて何度も遡ってページをめくり返しました💦容疑者を人によっては苗字で呼んだり名前の方で呼んだりでわけわからないことも。全員のアリバイを全て文章で何度も繰り返し書き出してるのでそれを読む辛さ。時々誰が喋ってるのかわからないカギかっこもひとつやふたつではない。読むのも苦しいが犯人がわかるまでと何とか読んだ。でも辛すぎたせいで犯人がわかってからも驚きよりもほっとした感が・・・😅トリック的には楽しめました

2022/06/03

koma-inu

コンクリート卵に閉じ込められた刺殺体、「世界最小の密室」に挑んだ意欲作。が、別の館で起こった密室、アリバイの謎を中心に話が進み、何とも複雑な構成になってます。終盤は怒涛のように回収されますが、てんこ盛りにした分、驚きはアッサリめ。密室よりもアリバイトリックが綿密なので、そちらが見所です。トリックの必然性の無さ、細かな矛盾が有るにはありますが、作者はそこは折り込み済みな気がしますので、広い心で読むのがいいです。あと、何となく御手洗シリーズを意識している?でしょうか。

2022/07/17

Syo

よくできた話でした

2022/06/04

タカギ

けれん味たっぷりで面白かった。初読みの著者だが、解説によると、寡作で自作について“B級本格ミステリー”を標榜しているとのこと。ほほう。〈名探偵・蜘蛛手〉シリーズの中の一作らしいが、本作のみで全く問題なかった。すごく面白かったので他作も読みたくなったけど。コンクリートで作られた卵の中から頭部に包丁が貫通した白骨死体が見つかる。卵の内側にははがれた爪が残っていた。まるで被害者が中でしばらく生きていたかのように…。解決編を読むと、語り手の宮村がポンコツなのは恣意的にすぎるけど、それでも楽しめた。B級、いいね。

2022/03/22

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