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クロスボーダーレビュー: 2009-2013

クロスボーダーレビュー: 2009-2013

クロスボーダーレビュー: 2009-2013

作家
森村泰昌
平野啓一郎
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2013-10-01
ISBN
9784532168902
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クロスボーダーレビュー: 2009-2013 / 感想・レビュー

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まる

小説家が美術展を 美術家が映画を批評。映画評はわかりやすいが 美術評は実物を観ない限り なかなかに難しい。それでも目の前にパーッと空間が広がってくる批評もあった。さすが平野啓一郎。

2015/07/04

Royalblue

美術家が映画を作家が美術展批評をしたクロスボーダーレビュー。一冊にまとめた本としての限界を感じるのは、映像も視覚も文章に変換されていることにある。見たことがない作品に関しては、導入となるが、写真も映像も掲載されていない本という媒体で共感を生むのは難しい。美術展の頁は一つ一つネットで検索しながらの鑑賞が良い。

2016/01/25

nizimasu

作家の平野啓一郎さんが美術批評を、アーティストの森村泰昌さんが映画評をするという連載。それにしれも名文家といわれる平野さんでも美術評は難しいなという印象。森村さんは、映画でも大作ではなく、ドキュメンタリーやヨーロッパの作品が多くて実は結構面白そうな作品が多いなと思える。でも白眉は巻末の対談では「わからない」モノに対する大事さみたいなものを語り合っていて、それが一番の収穫。わかりにくいものを味わいた人でありたいなと軽く思ったりして…

2013/12/03

法水

2009年から4年にわたって日本経済新聞に掲載された森村泰昌さんと平野啓一郎さんによるレビュー集。巻末に2人による対談を収録。森村さんが取り上げている映画はそこそこ観ているが、平野さんが取り上げている美術展は3つしか見ていなかった。映画なら後でDVDなどで鑑賞するという手段もあるが、美術展の場合は演劇と同じく場所と時間が限られてくるため、自ずと鑑賞者の数も限られてくる。その点が美術展のレビューの難しいところで、分からなさの面白さを言葉で伝えようと腐心する平野さんの苦労がしのばれた。

2013/10/31

ybhkr

ぐいっと引き込まれた。展示会は無理だけど映画はいろいろチェックできた。中村正義のドキュメンタリー見たいな。岡本太郎美術館で見てから気になっているから。平野さんと芸術に対する価値観が似ているのでスッと言葉が入ってきた。私は、芸術が技術的に高度であることの価値を疑わない。まさしく、私がいつも行っていることをきれいな一文にまとめてもらった。危険なメゾット、フードインク、シスタースマイル・ドミニクの歌、パリ・オペラ座のすべて、脳内ニューヨーク、バスキアのすべて、源氏物語、ビナ・バウシュ夢の教室。レビューなし含む。

2016/12/07

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