三鬼 三島屋変調百物語四之続
「三鬼 三島屋変調百物語四之続」の関連記事
本好きが選ぶ今週のおすすめ小説ランキング!! 【1月】
国内最大級の本好きコミュニティ「読書メーター」で話題になった本の中から、1ヶ月以内に発売された「小説」ランキングを毎週お届け。本好きな人たちは、“今”どんな作品に注目しているのか? 気になる作品があったらぜひチェックしてみよう!
同ランキングでは、読書メーター利用者が直近1週間に"読んだ本”として登録した作品のうち、登録数が20以上でレビュー率の高い「小説」を抜き出して発表。本記事内のリンクをクリックすると読書メーター内の作品レビューを読むことができます。
小説部門
1位
静かな雨 宮下 奈都
2位
七月に流れる花 (ミステリーランド) 恩田 陸,酒井 駒子
3位
マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ) 近藤 史恵
4位
三鬼 三島屋変調百物語四之続 宮部 みゆき
5位
バチカン奇跡調査官 楽園の十字架 (角川ホラー文庫) 藤木 稟
6位
化学探偵Mr.キュリー5 (中公文庫) 喜多 喜久
7位
下鴨アンティーク 雪花の約束 (集英社オレンジ文庫) 白川 紺子
8位
よるのばけもの 住野 よる
9位
総理の夫 First Gentleman (実業之日本社文庫) 原田マハ
10…
2017/1/30
全文を読む関連記事をもっと見る
三鬼 三島屋変調百物語四之続 / 感想・レビュー
starbro
宮部みゆきは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。三島屋変調百物語シリーズも読み続けて4作目となりました。今回も安定の面白さですが、怖く悲しい話が多かった気がします。オススメは、表題作にもなっている「三鬼」です。語り手も聴き手も真剣勝負、命がけなのかも知れません。本シリーズは1巻あたり、4~6話ですが、著者は100話まで構想しているのでしょうか?そうなると20巻前後まで続きますネ。
2017/02/08
酔拳
「迷いの旅籠」「食客ひだる神」「三鬼」「おくらさま」の四話が収録されています。特に「食客ひだる神」「おくらさま」の話が心に残りました。「食客ひだる神」は怖いというよりは、かわいらしく思えました。こんな恐ろしがいたならば、私に憑いても怖くないかも。「おくらさま」のお梅おばあさんは、病床にいながら、自分が経験した体験をおちかのもとへ、幽体離脱して語りにいくのですが、その語っている姿が、かわいらしく思えました。ただ、おくらさまは,怖いです。 ただ、全編とおして、話が長ったらしくなってきたのが、残念なところです。
2019/09/21
Tanaka9999
中身は4話。 「食客ひだる神」と「おくらさま」は不思議な話だが、恐ろしくはなく、楽しい話。 「迷いの旅籠」はなんともいえず寂しく、苦しくなった。 「三鬼」は恐ろしい。山中の話はこの手の話の定番といえるが、どんな話であっても恐ろしい。
2018/05/15
おか
うふふ 至福の時でした( ^ω^ )宮部さんの時代小説って 綺麗な日本語が多々出てくる。それもお気に入りの一つ^_^そして昔の暮らしを髣髴とさせる。どの作品も其々良いが 表題作の「三鬼」が一番好きかな^_^「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」だからこそ 語る方も思いの丈を語り切って 心を軽くできる。しかし 聞く方のおちかは 聞き捨てにするには優しすぎる、でも周囲の人々に守られて 少しづつ成長していく。宮部作品の脇役もきっちり書き分けられていて想像し易い。100話まで後何話読めるのかしら?楽しみ\(^o^)/
2017/01/05
てっちゃん
もう抜群に面白い。風格さえ感じる。今回は4編収録だけど、個人的には「迷いの旅籠」が好み。これ映像化したら映えるだろうなぁ。表題作の「三鬼」はちょっと後味が悪く辛い話。最後の「おくらさま」はこれまでの話と違ってちょっとひねりが利いている。前にも書いたけど、これ本当に百話まで続けて欲しい。
2017/02/20
感想・レビューをもっと見る