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ワカタケル

ワカタケル

ワカタケル

作家
池澤夏樹
出版社
日本経済新聞出版
発売日
2020-09-19
ISBN
9784532171582
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ワカタケル / 感想・レビュー

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starbro

池澤 夏樹は、新作中心に読んでいる作家です。神話からの転換期、ワカタケル(雄略天皇)、大王の物語は、初読です。子孫を残すことが大王の使命とは言え、大王の男根は名前の通り常に猛々しく、頻繫に目合っていました。 https://book.asahi.com/article/13777031 【読メエロ部】

2020/11/27

Odd-i

若くして猛る大王、後の21代・雄略天皇の御代が描かれます。祖父があの、仁徳天皇といえば何となく時代のイメージが浮かぶかもしれませんね。まだまだ魑魅魍魎が跳梁跋扈している世の中。粗暴に過ぎる事もありましたが、それはこの時期國を統率する者には良き資質でもありました。ワカタケルの有り余るエネルギーによって國は繁栄し、豪族たちは奮って彼に仕えました。そして、夢見や鳥使いなどで彼を支えた傍らの女性たちの活躍が後半の読みどころとなっています。この國のカタチがくっきりとし始めた時代の息吹を間近に感じられる物語でした。

2020/10/16

鈴木拓

日本の第21代天皇である雄略天皇(ワカタケル)を描いた本作は、今から千五百年以上前の古墳時代、現代とは倫理観も異なる世界を、人の世の物語としてしっかりと描いた作品である。 ワカタケルの身の回りには、常に死があったように思うが、人間の歴史を顧みれば、権力者から見た庶民の人命の軽さは、当時も昨今も大差ないのかもしれない。一方で、自らの命を狙うかもしれない豪族たちや、海を隔てた宗、高句麗、新羅、百済などの海彼との関係など、国の舵取りは今と変わらず大変な…… 続き https://bit.ly/3pHEG3B

2020/11/17

どら猫さとっち

著者自身が個人編集した日本文学全集。その刊行のはじめに新訳した古事記から6年、今新たな伝説を世に送った。神話から歴史へ。この転換期に現れたワカタケル。豪放磊落で乱暴者、彼の生涯を彼とイトの視点で描き出している。初めて読む人でも、古事記のおおよその部分は書いてあるので、ワカタケルの登場までの経緯はわかるだろう。壮大なスペクタクルのなかに、大王として生きることの困難とロマンが秘められ、最後まで読むのが惜しいくらいだった。古代こそ面白い。

2020/10/30

日本古代、雄略天皇(ワカタケル)の物語。主人公の語りで始まり、ぐいぐい進み、脇道に逸れ、詩が混じる。神や先祖が普通に登場し、女たちは夢で占う。神話の語り直しであり、リズムに酔い、五世紀の荒々しい森羅万象を感じる。しかしこの作品が新聞連載だったとは。新聞で読んでいた人はどのように感じていたのだろうか。

2020/10/13

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