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池上彰のやさしい経済学 2

池上彰のやさしい経済学 2

池上彰のやさしい経済学 2

作家
池上彰
テレビ東京報道局
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2013-11-01
ISBN
9784532197117
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池上彰のやさしい経済学 2 / 感想・レビュー

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hiro

池上さんが客員教授をしていた京都造形芸術大学で行った一般教養の集中講義「経済学」をもとにした本。その1に続いて2を読んだ。1はアダム・スミス、マルクス、ケインズ、フルードマンといった経済学の流れを知ることができたが、2はインフレとデフレ、バブル、年金、リーマンショック、それに戦後日本経済史と、池上さんわかり易い解説で、経済のより身近なことを知ることができた。たとえば「公定歩合」という用語はもう使わないのを、恥ずかしながら初めて知った。やはりこの本で一番印象に残った経済用語は、「合成の誤謬」。

2015/08/08

ぴえろ

やさしい経済学第2弾。インフレとは?皆が同じ行動をすると、合成の誤謬が起きる。さらにインフレは加速する。バブルはなぜ生まれ、はじけたか。リーマンショックはなんだったのか。聞いて知ってる「つもり」になっているけど、人に説明しようとすると出来ない。そんな出来事・ニュースをわかりやすく教えてくれる。池上さんすごいなぁ。

2021/07/23

井川浩

池上さんの本はやっぱり分かりやすいですね。ぼやっとした知識をおさらいできる安心感と、マメコラムでは知らなかったことや、新たに紐解いてみようかと思う本の紹介など勉強意欲を掻き立ててくれます。

2022/02/11

saga

これで経済学を網羅できた訳ではないが、現代の経済の仕組みと抱える問題が理解できた。バブル崩壊から失われた20年を社会人として過ごしてきて思うのは、まさにバブルの真っただ中にいる時にはバブル経済に気付けず、バブルが弾けた後は先行き不安と給与カットなどの苦痛だ。日本経済はデフレスパイラルに陥り、アベノミクスも新たな経済の処方箋とは実感できない。

2015/05/10

rokubrain

「合成の誤謬」 今回は、ここから講義が始まる。 80年代後半のバブルも、本書では壮大な「合成の誤謬劇」として描ける。 円高(プラザ合意)→低金利→財テク(土地神話)→地上げ屋→総量規制→不良債権 2008年のリーマンショック→世界規模の金融危機も、その背景に人間心理のコントロールできない「過ち」が見えてくる。バブルとリーマンショックは現代人に刷り込まれたトラウマだ。 カラクリを知ることで、人間は歴史から学ぶ賢者にもう一歩近づけるか?今回も勉強になった。

2021/06/30

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