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現象学ことはじめ: 日常に目覚めること

現象学ことはじめ: 日常に目覚めること

現象学ことはじめ: 日常に目覚めること

作家
山口一郎
出版社
日本評論社
発売日
2002-01-01
ISBN
9784535561816
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現象学ことはじめ: 日常に目覚めること / 感想・レビュー

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イプシロン

解ったといえば嘘になる。解ったといえばわかったような気がする、いささか混沌とした読書感がある。文章や説明のしかたは決して悪くない。むしろ丁寧すぎると言えるくらいだから。悩ましいのは、読み手が、いま為されている説明が無意識の次元での作動(知覚できない仮説)なのか、意識的な次元での作動(知覚できる事実)なのかを明瞭に立て別けて読まないと、ほぼ間違いなく誤読する、という現象学自体がもつ難しさにあるのだろう。例えば、上述した知覚できない仮説は「感覚」と、知覚できる事実は「知覚」と記述されるので、しっかりと語義

2022/09/05

イプシロン

(再読)まずもって本著が入門書であるということに改めて驚いた。とてもではないが入門書といえるほど容易に読み解ける内容ではないからだ。各章を順に読んでいけば、現象学のなんたるかと成り立ちは見えてくるのだが、それを自分の言葉で説明しろといわれたら、困難であるからだ。初読時にも思ったが現象学はとにかく厳密なのである。概ね、各章の内容を言葉にするなら以下のようになり、現象学というものがいかなるものかは見える。1)現在における現象学。2)過去想起と未来予期における現象学。3)静態的現象学(1と2が時間軸を核にした

2022/12/31

もち

言葉遣いは易しいのでさらさら読めるには読めるのだけど・・・内容はあまり理解できなかった。難しかった。もう少し勉強して再読したらもう少しわかるようになるのかな。

2013/08/16

石臼

一読した。理解できた、などと言うつもりは毛頭ない。しかしこの本が分かりやすい、とも思えない。初学者に向けて書こうとしているのは十分に伝わってくるが、論の展開を焦るあまりか、日常的な例えから専門的用語を駆使した理論への移行が早急に過ぎる。例示から普遍化した理論へと移行するにあたって、躓きを感じる。

2013/08/14

ぐぐ

過去把持がなぜ起こるのか知りたい僕には現象学は合わないんだろう。

2017/04/05

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