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教養としての宗教学 通過儀礼を中心に

教養としての宗教学 通過儀礼を中心に

教養としての宗教学 通過儀礼を中心に

作家
島田裕巳
出版社
日本評論社
発売日
2019-02-22
ISBN
9784535563667
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教養としての宗教学 通過儀礼を中心に / 感想・レビュー

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Hiroki Nishizumi

通過儀礼をキーワードとして比較宗教について面白く読めた。キリスト教・イスラム教・仏教に加え、天理教・創価学会などの新興宗教についての解説が興味深い。これに自身の通過儀礼とも言えるオウムがあれば言うことなかったのだが。

2019/03/26

田中峰和

安倍晋三暗殺事件で、あぶり出された統一教会の献金問題。信者にとって有り金全て巻き上げられる献金という手法も通過儀礼の一つなのか。奈良県に町ぐるみで存在する天理教も、信者から金を巻き上げる宗教として有名だった。新しいところでは、オウム真理教。甘言を弄して出家させ、土地資産まで奪い取った。宗教における通過儀礼の恐ろしさはあまたある。政治家にとって、統一教会と親密になることは選挙の騰落に影響するため、これこそ通過儀礼なのだ。現世利益を強調し、折伏によって信者を増やす創価学会の公明党応援も通過儀礼の一つだろう。

2022/09/17

kungyangyi

宗教学入門として、広い意味で宗教に関わる諸事象を、通過儀礼という概念から分析しながら、紹介している本。著者の使う通過儀礼という概念は、ファン・フェネップやエドマンド・リーチによるもののようだが、「儀礼」というとやはり「儀式」を連想してしまうので、他によい呼び名はなかったかと思った。河合隼雄さんなら「創造の病い」と言うかも知れない。ターナーの「リミナリティ」を用いた方がいいかもしれない。或いは、日常と非日常の関係と言うべきか。/博学で、いろんな事例を教えてくれてありがたいが、どこか頭の体操的に思える。

2020/12/13

非常に読みやすい

2019/06/13

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