猥談ひとり旅
「猥談ひとり旅」のおすすめレビュー
「オトナのオモチャ」「変態プレイ」「風俗」… 笑えて頷けるアダルト事情
『猥談ひとり旅』(カレー沢薫/日本文芸社)
趣味はエゴサーチと課金、漫画家・コラムニストのカレー沢薫氏の著書『猥談ひとり旅』(日本文芸社)が11月23日に発売された。本書は『週刊漫画ゴラク』で連載中のコラム「使えなそうで、やっぱり使えないエロ知識」を書籍化したものだ。テーマはずばり「エロ」。セックス用家具の紹介から乳首の種類(ちなみに8種類)まで、エロ知識を網羅する注目の1冊だ。
著者は他人のセックスには興味津々だが、自分の性体験は恥ずかしくて語れないタイプ。漫画やコラムにはよくエロネタを取り入れているが、あくまで漫画上のストーリーや見聞などにとどまる。ところが今回、著者は「私も実はここだけの話、セックスをしたことがある」と大胆発言(ちなみに30代の人妻)。
そんな著者が挑戦した本作は過去の作品同様に抱腹絶倒であり、「人前で読まなくてよかった」「書名を店員に尋ねたら怪訝な顔をされた」などの感想が続々とツイッターに投稿されている。もちろん著者はエゴサーチが趣味というだけあって読者の感想を驚く速さで連日リツイートしている。その速度は「10秒に1回エ…
2018/12/4
全文を読むおすすめレビューをもっと見る
猥談ひとり旅 / 感想・レビュー
あさひ.a
かっ飛ばした猥談集。その道の玄人チックな人々に聞いたネタを、作者の自由な想像力と豊富な語彙力で練り上げて、殺傷力の高いオブジェにした話。ほぼ聞いた話なので、下ネタなのに生々しくないというか。程よく局部だけ霞みかかってるというか。何かとネタを提供してくれるゴラク女子編集部員さんの行動力が素敵。でも、ネタ提供者の皆様みんな、社会人として培った行動力で、程良く猥を嗜んでいるようで何よりである。興味を持った情報がググればわかる昨今のネット事情も凄い。おかげで人形の美人さとかお道具の形状とか知った。
2023/09/14
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
暇つぶし読書だったが、まぁまぁ有意義だった。 この人のコラムはやはり面白い。センスの塊。
2018/12/08
ぐっちょい@感想リハビリ中
【kindle】『みんな好きだろ?穴と棒とタマの話がさ』という煽り文句につい『ウム。』と頷いてしまった人には是非読んで欲しい下ネタオンパレードエッセイ。何しろあのゴラクで連載されていたのでそこはお墨付きとも言える。風俗のあり方や特殊性癖への尊重、マニアックなスポットの紹介だったりと終始飽きさせない。そもそも文章力のある人の描く下ネタってなんでこんなに面白いのだろう。驚く事にネタのほとんどは作者の実体験ではなく他人の伝聞でしか無いのだけど、それをあたかも自分の実体験の様に転換する筆力、是非見習いたい。
2021/09/10
いっち〜
キンドルセール本。実はこの本を読む際、他人の居る所では絶対読まない(読めない)枠で読み始めたけど、その予想は的中した。カレー沢先生に本気で下ネタを書かせるとどうなるかが嫌というほど分かったけど、更に恐ろしいのはほぼ毎号かっ飛んだエロネタを提供し続ける漫画ゴラク編集部員。事務員までネタ提供してくるのがもはや末期。内容も従来作より更に下ネタ偏重であまりにも局所的なエロ知識だらけ。正直、カレー沢先生の作品の中でもぶっちぎりで人に勧めづらいけど、いざ読んでみると癖になってサクサク読めてしまうのがまた恐ろしい
2019/09/29
FuSa
全編シモの話ではありましたが、カレー沢節炸裂しておりました。特になんもすることがない、何もしたくない日に読むのに最適かと思われます。笑
2019/01/06
感想・レビューをもっと見る