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生き恥ダイアリー

生き恥ダイアリー

生き恥ダイアリー

作家
カレー沢薫
出版社
日本文芸社
発売日
2019-08-23
ISBN
9784537262032
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アリかナシか…?「ヤッてる最中に笑う」/『生き恥ダイアリー』⑥

『生き恥ダイアリー』(カレー沢薫/日本文芸社)

語るは恥だが役に立つ! 淑女たちよ、下ネタは男のもののみに非ず…。 奇抜だけれども知っていればいつか役立つ(かもしれない)、カレー沢薫の珠玉のコラムが開幕!

 担当曰く、やはりセックス中に一番萎える女の行動は「笑われること」だという。 「ウケる」みたいな笑いはもちろんのこと、それ以外の笑顔全般受けつけず、笑い声など出されようものなら殺意すら湧くと言う。

 しかし、「セックス中に笑う女」というのはプロでもアマでも一定数存在するそうだ。  最中に突然、香川照之の「昆虫すごいぜ!」のことを思い出してしまった、というのならわかる。あれは昨日一家を惨殺されていたとしても笑う。

 そうでなくても、目の前で全裸の男が一心不乱に腰を振っているという珍事に気づいて、つい笑ってしまう、ということもあるだろう。  だが、それ以外にセックスに笑い所などあるだろうか。

 しかし、世の中には「楽しいね、気持ちいいね」と相手のナイスプレイを讃える意味で笑顔な女もいるという。つまり非常に爽やかな女だ。  確かに楽しさや気持ちよさを表現す…

2019/9/26

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男も女も経験する?「賢者タイム」/『生き恥ダイアリー』⑤

『生き恥ダイアリー』(カレー沢薫/日本文芸社)

語るは恥だが役に立つ! 淑女たちよ、下ネタは男のもののみに非ず…。 奇抜だけれども知っていればいつか役立つ(かもしれない)、カレー沢薫の珠玉のコラムが開幕!

「最近『賢者タイム』という単語をよく見かけます」  担当からそう言われて度肝(どきも)を抜かれた。「そんなの室町時代からある言葉じゃないか」と。

 ごめん嘘だ。  嘘だが、前からある言葉なのは確かであり、少なくとも旬ワードじゃない。

 だが、よく考えたらこの「賢者タイム」と言う言葉は、おそらくネット発祥である。よってネト廃ひきこもり野郎の私にはお馴染みでも、ネットを使うのは出会い系かHPで「嬢」の顔を確認する時だけと思われる担当には、聞きなれない言葉だったのだろう。

 おそらくゴラク読者は「担当側」の方が多いと思うので、「賢者タイム」について説明させてもらおう。

 賢者タイムとは、射精後、今までの興奮が嘘のように消え失せ、冷静になった状態のことを指す。

 急に青年実業家のようにクールかつクレバー、さらに俗世から解き放たれたような気分になるため「賢者」とい…

2019/9/25

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生き恥ダイアリー / 感想・レビュー

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ケー

週刊漫画ゴラク編集部はどんな梁山泊なんだ、、、?この魑魅魍魎の担当さんたちを捌き切るカレー沢さんもスゲェ。

2020/01/18

ふじこ

お馴染み漫画ゴラクでのエロコラム連載をまとめたシリーズ第二弾。セックスをしたいときに鳴らすベル、フェラを教えてくれるスクール、女性用ダッチワイフ。一生関わることがなかったであろうそれらの存在をこの本を読むと全て知ることができる。みんなオススメ「サバの味噌煮」の項はもう素晴らしいという他ない。これが正しい熟女の在り方であり、成熟した女ならではの色気を全面に押し出したプレイのお手本と言っていいと思う。これだけ「学び」が多い本もないのでストゼロで記憶をぶっ放してからもう一度読み返したい。

2019/08/26

須羽ミツ子

漫画ゴラクに掲載された、大人向けエッセイの第二弾。主人のためにサバの味噌煮を作る奥様の話が、味わい深い。株式会社典雅の企画力に恐れ入った。また普段使いしづらい知識が増えてしまった。

2022/05/30

いっち〜

キンドルにて。相変わらず人のいる所で読めない内容だし、はじめに時点での「作家不要論」に笑ったけど、前巻から明確に洗練されてる感がある。とはいえ、ネタは安定のゴラク編集部提供(と読者投稿が少し)だけど、これはゴラク編集部が仕入れた新鮮な?ネタを著書があらゆる言葉や表現で料理してるような本だし、キツイ下ネタばかりなのにスルスル読めてしまう。時に深いような気がする内容もあり、意外と性について真面目に語っているのでは?と頭の処理が追い付かなくなる。とはいえ、やはり下ネタオンリーの本なのでかなり人を選ぶ本なのは確実

2020/01/23

pencocco

学びになりました。性に関する用語は、意外に雅やかなものが多いということを知ることができました。そう、まさに典雅…。性に対して自由に奔放にのびのびと奮った筆致は一読の価値あり。たくさんの人に読んでもらい、大いに笑ったり、人の多様性に思いを馳せたりしてほしいです。噂の「鯖味噌」も秀逸でした。思ってもみなかった奥ゆかしいエロスの世界を垣間見させてもらいました。最も私の琴線に触れた逸話は「乳首にプイキュア」でした。ささやかな日常的なもので退屈な日常を合法的に非日常に変える創意工夫は見習いたいものです。

2019/09/16

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