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三代豊国・初代広重 双筆五十三次 (謎解き浮世絵叢書)

三代豊国・初代広重 双筆五十三次 (謎解き浮世絵叢書)

三代豊国・初代広重 双筆五十三次 (謎解き浮世絵叢書)

作家
渡邉晃
町田市立国際版画美術館
出版社
二玄社
発売日
2011-10-31
ISBN
9784544212051
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三代豊国・初代広重 双筆五十三次 (謎解き浮世絵叢書) / 感想・レビュー

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greenish 🌿

役者絵の豊国×風景画の広重。当代随一の人気絵師が互いの得意分野で腕を揮う異色の合作版五十三次  ---東海道の各宿場と、旅人・戯曲・故事などにちなんだ人物とが絶妙に溶け込み、その土地の風情や当時の世相風俗を奥行きを持って伝えてくれている。『東海道五拾三次』と同じ宿場風景を描きながら、広重があくまでも人物が主役となるよう構図や細部に工夫している点、人々の装いの造型・色彩美、人物が当時の歌舞伎役者の似顔絵風に描かれている点が興味深い。55作品を解説付きで堪能できる一冊。彫り・摺りで魅せる、すごいぞ浮世絵!

2014/03/02

果てなき冒険たまこ

三代豊国(国貞)と初代広重が合筆して作成した双筆五十三次。人物を豊国、風景を広重という分担で描かれた浮世絵を1つずつ丁寧に解説していく。作品はもとより美しいけれど、歌舞伎や約束事、和歌を含む古典にもある程度精通していないと解読できない浮世絵を鑑賞するのにこの解説はほんと助かる。この手の解説本がもっともっと出版されてほしいよね。しかも見開きで1作品を1解説だからとてもわかり易いしじっくり鑑賞できる。図書館から借りてきたけどこれは手元に置きたくなった、探してみよう。

2022/04/23

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