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馬車が買いたい!―19世紀パリ・イマジネール

馬車が買いたい!―19世紀パリ・イマジネール

馬車が買いたい!―19世紀パリ・イマジネール

作家
鹿島茂
出版社
白水社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784560028544
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馬車が買いたい!―19世紀パリ・イマジネール / 感想・レビュー

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ごへいもち

鹿島茂の本が好きなのにこれを読んでないのはダメでしょってことでやっと読めました。やっぱり面白い。注みたいな本を書きたかったとのこと。過去の時代の小説を読むのに貨幣価値がわかると本当にグッと近づく気がする。全部いちいち現代日本の貨幣価値に換算して書いてあるといいのに。馬車もいろいろあるのでひとくくりにするのはとんでもない。「メルセデス560SELから女が降り立った」という文章から受けるイメージをスズキアルトに変えてみろというのには笑った

2013/09/23

Bo-he-mian

馬車の資料を探していて発見した本。著者は仏文研究者なので、19世紀フランスの馬車に限った記述だが、それでも大変面白い。いきなり「当時の人々にとって馬車がどんな価値を持っていたか知らなければ、真の意味で仏文学を楽しむ事はできない」なんて大上段に振りかぶる楽しさ。そもそも馬車は「板バネ」という、今でいうサスペンションが開発されるまでは、揺れと振動が激しくて人が乗れたものではなかった、という考えてみれば当たり前な事もこの本で知った。以来、リアル馬車を見るたびに「あるある!」と板バネをチェックするように(笑)。

2018/09/08

Reading House

憧れのダンディーになって、淑女のハートを射止めるには? 昼間の散歩用の無蓋馬車(服やアクセサリーを誇示する為)と夜会用の有蓋タイプ(夜はやさし、じゃなくて、暗いから誇示できないし、肌寒い)の二台持たなくてはならない。オスマン改造以前のパリの道路は汚物ドロドロでブーツやコートを汚すから歩く訳にはいかないのだ。レンタルや乗り合い馬車でお茶を濁しては、ステータスになりゃしない。現在の日本円に換算すると一台3000万円前後。「高嶺の花」という言葉があるが、まさに「高値の花」! こりゃ大変ですわいと深く同情する。

2017/12/05

noémi

バルザックの人間喜劇を半分ほど読んだところで、この本を読んで、なるほどとうなづくところも多かった。たしかに19世紀の馬車というものは今のガイシャに匹敵するステイタスを誇るものだったと理解した。私は常々、裾を長くひくようなドレスをきていたヨーロッパの貴婦人は汚れが気にならなかったのかと疑問だったのだが、この本を読んで深く納得。気にしないどころか、そこにステイタスの焦点を当てていたと言っても言い過ぎではない。!ダンディは道をとぼとぼ歩いてはいけない。カブリオレかクーペに乗ってカッコよく決めなければ。

2011/01/13

刳森伸一

馬車を中心に19世紀のパリの生活を紐解き、当時の文学作品を読む上で必要な知識を教えてくれる。読んでいて面白いし、為にもなる。が、細かな馬車の違いなどは覚えられそうにない…

2019/04/07

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