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君がそこにいるように (白水Uブックス 101 海外小説の誘惑)

君がそこにいるように (白水Uブックス 101 海外小説の誘惑)

君がそこにいるように (白水Uブックス 101 海外小説の誘惑)

作家
トム レオポルド
Tom Leopold
岸本佐知子
出版社
白水社
発売日
1993-10-01
ISBN
9784560071014
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君がそこにいるように (白水Uブックス 101 海外小説の誘惑) / 感想・レビュー

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DEE

思わせぶりな手紙が届いたことから、元カノのメアリの自殺の原因が自分にあるんじゃないかと思い込んだ主人公。 手探りで一生懸命に真相を探ろうとする。 悲壮感は全然なく、若いというのはいいのともそうでないことも極端なんだなと、しみじみ思う。 でも、この軽そうなのにそれなりに頭を悩ませているという姿勢は、自分の昔を見ているようで嫌いじゃない。

2017/01/19

ゆっころ

かなり前のものだけれど古さを感じさせない甘くて切ない素敵な作品。サンディくんは売れない役者で女癖も悪くてすぐ喘息になっちゃうしダメダメなんだけど飄々として可愛くて魅力的で好きになっちゃうのわかる。作品の雰囲気がサリンジャーのライ麦畑でつかまえてに似てて、ホールデンくんが大人になったらこんな感じなんじゃないかなと思った。ラストのメアリの手紙が切なくて涙出た、、(;_;)弱ってる時にそっと取り出して読んだらちょっと元気出ると思う。続編も読みたいです。

2015/06/16

ゆかっぴ

サンディたちの住んでいる街や生活の空気が感じられるような小説でした。心に何かを抱えながらもみんな頑張って生きているんだな。続編があるようなのでまたサンディ君に会いに行きたいです。

2015/05/23

まろ

最後にちょろっと出てきた父親とハロウィンの思い出にやられた。売れない役者とはいえなんとなく食いつなげて、体は弱くても看病をしてくれる素敵な両親がいて。身ひとつでどんなことも乗り越えてきたメアリは、一見すると高学歴だし強い人に見えるけど、サンディみたいな育ちのいい人特有の柔らかい強さに惹かれたんだろうなぁ。

2012/11/16

桜もち 太郎

岸本佐知子さんの翻訳ということで読んでみた。表現は古いがスマートなアメリカ映画を見るような小説だった。岸本さんは解説で「めっぽう明るい」と書いているが、自分としてはプラス切ない男のラブストリーという感じだ。続編が出ているようで、またサンディ君に会いに行きたいと思う。面白い小説だった。

2013/01/11

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