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来来来来来

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作家
本谷有希子
出版社
白水社
発売日
2010-06-29
ISBN
9784560080801
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来来来来来 / 感想・レビュー

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tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆10.0(5点満点ですが) 来た!来た!来た!来た!来た! 激渋!!激渋!!激渋!!激渋!!激渋!! 本谷さんの常軌を逸してる!!「異常世界」が。 新婚一ヶ月で旦那が失踪! 嫁ぎ先には野鳥狂いの姑に、いじわる小姑! 同タイトルの演劇の戯曲化作品。 本谷有希子に拍手喝采!!

2021/02/14

YM

本谷本15冊目、戯曲。りょうさん初舞台だったみたいです。主人公の蓉子は新婚1ヶ月で夫に逃げられる。家に残された蓉子は義母や義姉に意地悪されまくる。そのやりとりはエキセントリックで、さすがもっちん!でも蓉子はひたすら耐え続ける。なぜなら限界を越えることに喜びを感じるから。また嫌なことから逃げることは、ラクしてるんじゃないかって思うから。これは分かる!僕はもっちんの本で初めて感情移入したかも。だから僕はどうしてもラストに蓉子がヤケになってとる、ある行動が嫌だった。舞台でみたら気にならんのかなあ。んー残念…

2014/12/02

阿呆った(旧・ことうら)

[戯曲]本谷さんの作品は、まだ2作品目ですが、面白いですね。

2016/05/24

桜もち 太郎

戯曲。「劇団、本谷有希子」の主宰として手掛けたこの作品。頑張ることでしか生きていけない夏目家に嫁いだ蓉子の戦いを描いた作品。文章で読むのと演劇で見るのとでは全く印象が違うんだろうと思う。演出家、役者、観客で一つの演劇の空気が生まれるんだろうね。物語は夏目家の女たちにとことん依存される蓉子。しかし元自衛官の蓉子はギリギリを超える生活に喜びを感じている。最後の結末も壮絶。もちろん物語に答えはなく、読み手、観客に委ねられているのは本谷作品らしいところ。そして何というエネルギー!本谷作品19冊目。

2021/12/26

野のこ

しっちゃかめっちゃかな人たち。しかも登場人物みんなが。道徳観が崩れる。過酷なことをされているのに逃げずに、是非とも克服しようとする嫁の容子。それがないと生きるすべがない心理が凄すぎる。さすが本谷さん、この作品も強烈です。でも汚ないシーンは勘弁して欲しかったです。お麩もしばらく食べたくありません。あとがきでは、芝居に捧げる熱い意気込みが伝わってきました。

2017/01/10

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