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命、ギガ長ス

命、ギガ長ス

命、ギガ長ス

作家
松尾スズキ
出版社
白水社
発売日
2019-07-11
ISBN
9784560094242
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命、ギガ長ス / 感想・レビュー

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ばんだねいっぺい

松尾スズキの二人芝居。ほんと、8050問題って、ほんと、どうなるんだろう。深刻な面と笑うしかない面、そして円環的な時間のあり方、退屈という暴力。面白いだけではないのが松尾さん。

2021/05/01

桜もち 太郎

松尾スズキが描く戯曲、二人芝居だ。本格的な彼の戯曲を読んだのは初めて。彼曰く、読み物として面白いものを書きたかったらしい。8050問題をドキュメンタリー作家志望の女子大生が取材するという形をとっている。で結論を言うと演劇は難しいということがわかった。この作品を舞台で見ると全く違って見えるのかもしれないが。それにしても最後のあっけない幕切れといったら。二人芝居でここまで空間を広げられるのはさすが本格派ということだろう。鬼才です。

2021/09/18

法水

スズナリで上演中の二人芝居の戯曲。KERAさんの『キネマと恋人』にも詳しい解説がついていたけど、本書では実際の上演を想定して丁寧に書かれたト書きがついていて「松尾式二人芝居の作り方」ともなっている。実際の上演を観ていなくてもギガ面白スとなること請け合い。巻末には安藤玉恵さんとの解説対談を収録。

2019/07/07

ホレーシオ

スズナリで舞台を見てすぐに台本を買い、あっという間に読み終わってしまった。 8050問題を記録するドキュメンタリーの撮影というベースの上に、いろんなものが混ざり合うおかしみを加えた傑作喜劇。 祭りへの加わり方がわからないとオサムが嘆くシーンと、最後のエイコのセリフが好きだった。

2019/07/16

arisaka

劇場ロビーで購入。認知症の母の年金で暮らす無職の男。その二人をドキュメンタリー映画の素材として撮影する女子大生と、その指導教授。2人の役者が4人の人物を演じてみせる、松尾版8050問題の悲喜劇。どこまでも手放せない執着を、なんと呼べばいいのか自分にはわからない。

2019/07/06

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