命、ギガ長ス
ジャンル
命、ギガ長ス / 感想・レビュー
ばんだねいっぺい
松尾スズキの二人芝居。ほんと、8050問題って、ほんと、どうなるんだろう。深刻な面と笑うしかない面、そして円環的な時間のあり方、退屈という暴力。面白いだけではないのが松尾さん。
2021/05/01
桜もち 太郎
松尾スズキが描く戯曲、二人芝居だ。本格的な彼の戯曲を読んだのは初めて。彼曰く、読み物として面白いものを書きたかったらしい。8050問題をドキュメンタリー作家志望の女子大生が取材するという形をとっている。で結論を言うと演劇は難しいということがわかった。この作品を舞台で見ると全く違って見えるのかもしれないが。それにしても最後のあっけない幕切れといったら。二人芝居でここまで空間を広げられるのはさすが本格派ということだろう。鬼才です。
2021/09/18
法水
スズナリで上演中の二人芝居の戯曲。KERAさんの『キネマと恋人』にも詳しい解説がついていたけど、本書では実際の上演を想定して丁寧に書かれたト書きがついていて「松尾式二人芝居の作り方」ともなっている。実際の上演を観ていなくてもギガ面白スとなること請け合い。巻末には安藤玉恵さんとの解説対談を収録。
2019/07/07
ホレーシオ
スズナリで舞台を見てすぐに台本を買い、あっという間に読み終わってしまった。 8050問題を記録するドキュメンタリーの撮影というベースの上に、いろんなものが混ざり合うおかしみを加えた傑作喜劇。 祭りへの加わり方がわからないとオサムが嘆くシーンと、最後のエイコのセリフが好きだった。
2019/07/16
arisaka
劇場ロビーで購入。認知症の母の年金で暮らす無職の男。その二人をドキュメンタリー映画の素材として撮影する女子大生と、その指導教授。2人の役者が4人の人物を演じてみせる、松尾版8050問題の悲喜劇。どこまでも手放せない執着を、なんと呼べばいいのか自分にはわからない。
2019/07/06
感想・レビューをもっと見る
「松尾スズキ」の関連作品
ベスト・エッセイ2023
- 作家
- 角田光代
- 林真理子
- 藤沢周
- 堀江敏幸
- 町田康
- 三浦しをん
- 赤木明登
- 阿川佐和子
- 秋田麻早子
- 浅田次郎
- 荒俣宏
- 石田夏穂
- 磯野真穂
- 稲垣 栄洋
- 今井真実
- 上田岳弘
- 内澤旬子
- 内田春菊
- 大辻隆弘
- 小川哲
- 奥泉光
- 鎌田 裕樹
- 川添 愛
- 神林長平
- 岸本佐知子
- きたやま おさむ
- 桐野夏生
- 鯨庭
- 久栖博季
- 黒井千次
- 小池昌代
- 小池真理子
- 郷原 宏
- 佐伯一麦
- 酒井順子
- 佐藤利明
- 佐藤 洋二郎
- 沢木耕太郎
- 沢野ひとし
- 茂山 千之丞
- 篠弘
- 柴田一成
- 杉山昌隆
- 鈴木伸一
- 須藤一成
- 青来 有一
- 関田育子
- 大道珠貴
- 高田郁
- 武田砂鉄
- 田中慎弥
- 中山祐次郎
- 七尾旅人
- 乗代 雄介
- 服部文祥
- 平岡直子
- 平松洋子
- 藤原 智美
- 藤原麻里菜
- 古川真人
- ブレイディみかこ
- 細川護熙
- 細馬宏道
- 穂村弘
- 本田秀夫
- 松尾スズキ
- 三崎亜記
- 宮田珠己
- 村田あやこ
- 村田喜代子
- 森田真生
- 山内マリコ
- 柚木麻子
- 夢枕獏
- 綿矢りさ
- aka
- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2023-06-26
- ISBN
- 9784813804383