読むパンダ
「読むパンダ」のおすすめレビュー
パンダがこんなに特別扱いされるのはなぜ? 黒柳徹子の『読むパンダ』
『読むパンダ』(黒柳徹子/白水社)
♪ パンダ・パパンダ・コパンダ! パンダ・パパンダ・コパンダ!
思わず歌いだしてしまいましたが、パンダですよ、パンダ。
昭和どまんなか世代より気持ち若い自分にとって、パンダと言えばランランカンカン。「日本にパンダがやって来た!」という時代の熱狂の波に、当時、確かにノリました。日中国交正常化記念パンダ切手とかいうシロモノも、新聞の広告で見て勝手に申し込み、親に怒られた記憶も(××名限定抽選と書いてあったので無料と勘違いした)、今や懐かしい。
しかし哺乳類なんて、4000種以上もいるのに、パンダがこんなに特別扱いされて可愛がられるのは何故なのか。実際問題、そんなに可愛いのか、パンダは。いや、実は陰険な目つきをしているのは、『らんま1/2』に登場する早乙女玄馬を見れば分かるじゃないですか。水かぶらないと古田新太だし。背脂にシングルファーザーの哀愁背負ってるし。別のパンダの「ささひと」さんはどうしようもない巨乳好きの鬼畜だし。あの顔はむっつり助平で陰険なのは分かるじゃないですか。
でも、シャンシャンの初日観覧申し込みは…
2018/2/25
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読むパンダ / 感想・レビュー
starbro
?図書館の新刊コーナーで見つけて、旬のパンダ本を読みました。浅田次郎まで、パンダに魅了されているとは思いませんでした。香香(シャンシャン)人気も落ち着いた?5月頃見に行こうかと思案しています。上野動物園ジャイアントパンダの情報サイトまであるんですね? http://www.ueno-panda.jp/
2018/02/27
あん
作家、イラストレーター、歴代のパンダ飼育担当者、解剖医など、各界のパンダファンによる、パンダを知り愉しむ事ができるエッセイ集です。試行錯誤するパンダ飼育、亡骸を解剖して死因と向き合う姿、キャラクターデザインの苦悩など、どの方のエッセイもパンダ愛に溢れていて、今すぐにでもパンダに会いに行きたい気持ちにさせられました。
2018/03/22
あじ
豪華執筆人の書き下ろしと、黒柳徹子さんの厳選したエッセイで構成するパンダアンソロジー。『たれぱんだ』『シロクマカフェ』『パンダコパンダ』原作者の思い入れ話に始まり、パンダに携わった関係者の貴重な記録が綴じられています。日本を沸かした歴代パンダたちの妊娠・出産・子育てその他、愛らしい生態が目白押し。パンダに会いたくて、うずうずしてしまう。掲載している写真は全てモノクロですが、魅力を半減させる効力はありません。むしろ白×黒パンダの素顔が浮かび上がってくるのです。
2018/02/16
トムトム
日本ペンクラブ編。文章を生業にしている方々のパンダ愛及び、文章力!に脱帽しました。そして、世界の動物園の飼育員さんの苦労や献身。日本人、世界に対してなんら恥じることはありません。現代社会のみなさま、あなたの感覚は間違っていませんよ!動物ラブな人なら、感激できると思います。
2022/07/31
ツキノ
上野に行く道すがら読む。といっても動物園に向かったわけじゃなく経由地なんだけど。頭の中がパンダでいっぱいになってしまった。「パンダを愉しむ」のエッセイ9作は書き下ろし。『たれぱんだ』誕生秘話の末政ひかるさんの文章には引き込まれた。「パンダを知る」「パンダを守る」の章もかなりおもしろい。動きが不器用で間が抜けているように見えるけれど、遊びを発明することができる(天井から吊るしたタイヤで遊んだカンカン)、展示されて呼吸数が上がり疲労したカンカン・ランラン、週休二日制に、など、様々な観察、苦労がある。
2018/04/09
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