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マーティン・イーデン (エクス・リブリス・クラシックス)

マーティン・イーデン (エクス・リブリス・クラシックス)

マーティン・イーデン (エクス・リブリス・クラシックス)

作家
ジャック・ロンドン
辻井栄滋
出版社
白水社
発売日
2018-09-19
ISBN
9784560099117
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マーティン・イーデン (エクス・リブリス・クラシックス) / 感想・レビュー

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kazi

再読!ジャック・ロンドンによる半自伝的小説。やっぱり彼の作品は「迫力」がありますね~。アメリカ西海岸オークランドの船乗りマーティン・イーデンが、上流階級の娘ルースと出会い、その美しさと知性に感化される。ルースを手に入れるため、労働階級の生活に別れを告げ、独学による自己向上と作家としての成功を目指す・・。「一日4時間睡眠。寝ている時間は損失」。洗濯夫としての猛烈な労働のシーン。とかとにかく文章から放たれるパワーが凄いです!この苦境を乗り越えて絶対に成り上がるんだ、という鋼鉄の意志力!

2020/09/26

春ドーナツ

評伝によるとおんぼろ船(誇張抜きのマジな話です)で南洋航海している間に毎朝千文字せっせと原稿を書いていたそうだ。読みながら、深く考えたことは、小説家に対する認識の変化について。職業としなくても、実際に小説を綴り始めた時点で、その人は小説家なのだ、というとてもシンプルなことだ。世間に認められなくても、文筆せずにはいられないのだ。実際に一文字も記さなかったとしても、私たちには物語が必要なのだということ。後半にポッと出てくる(そして速やかに退場する)詩人(と一応説明しておこう)が痛烈な皮肉でもって教えてくれる。

2019/07/30

北風

ロンドンは好きな作家だ。労働者階級で教養のなかった粗野な男が、ミューズと出会い、作家を目指していく。独学で自分自身を高めていくのは、持って生まれた才能や努力が必要だ。彼の知性の高さには舌を巻く。彼は産まれた時代と場所を間違えてしまったのだ。けれど、その時代でなければ得られないものがある。彼にとっては手遅れであったかも知れないが、名声を手に入れられたのは、彼がその時その生まれだったからに他ならない。作家とは因果な職業だ。

2020/10/04

M

恵比寿シネマの上映で、何となく惹かれて視聴した「マーティン・イーデン」だったが、ついこの間読んだアンドレ・ジッドの「狭き門」のテーマであった純粋な愛と世俗愛の葛藤、ジョージ・オーウェルが理想とした人間像である労働者階級の有りの様と個人主義に基づく理想社会、ロマン・ガリの「夜明け前の約束」で描き出された、名誉を果たした後の生の空虚さが渾然となっているような作品で、この3つのテーマは自分の人生に特に深く響く内容なのだと思う。彼らの自伝や文学、批評を参考に生きる指針を見つめ直し、自分もこの系譜に連なりたい。

2020/10/19

ちゃっぴー

ジャック・ロンドンの自伝的小説。船乗りのマーティンがブルジョワ令嬢に恋し、彼女に近づきたいと猛勉強し、作家として成功を収めるが・・・。自分はなに一つ変わってないのに作品が売れると手の平を返したように近づいてくるブルジョアたちの虚栄。面白くて一気に読んだ。映画化もされてることを読了してから知る。ヴェネツィア映画祭で男優賞を受賞してたんだ。

2020/08/03

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