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クラフト=エビング變態性慾ノ心理

クラフト=エビング變態性慾ノ心理

クラフト=エビング變態性慾ノ心理

作家
リヒャルト・フォン クラフト=エビング
Richard Von Krafft‐Ebing
柳下毅一郎
出版社
原書房
発売日
2002-06-01
ISBN
9784562035281
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クラフト=エビング變態性慾ノ心理 / 感想・レビュー

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たまきら

性的に「正常」とはどういうことなんだろう?かなりおおらかな国に生まれ教育された自分ですから、(おいおい)と思いつつも結構興味深く読みました。こういうのをきちんと調査し、収集し、カテゴライズ化しようとする。こういうの西洋ってホントこれ自体が変態だろ、と言うぐらい徹底していて面白いんだよな。でも、なんでも自慰のせいにすんな。時代よね~。面白いです。

2018/10/13

NICK

タイトルホイホイされて読んだ。19世紀末の異常性癖者をサディズム、マゾヒズム、フェティシズムの三項目にカテゴライズした症例集。本当は何巻にもなるだろう大著なのだが、シンプルに症例集として抄訳出したもので、学術的な要素はかなり薄い。ここに載せられた症例を読むと、真性の異常性癖がいかなるものなのか、その一端をうかがうことができる。我々は人を刺すだけで、人に踏まれるだけで、女装するだけで興奮して快感を得ることができるだろうか? ある種の分水領がわかる気がする。とはいえ、異常性癖者は単純に排斥されるべきではない。

2010/07/12

k

マゾヒズムとフェティシズムの区別が分からないものがあった。編集の仕方は良かった。フェティシズムは未だにニュースになるね。

2022/10/01

喜怒哀楽

色んな人の異常なサドとマゾとフェチ的な行為についてばーって書いてある内容なんだけど色んなのがありましたね…Mな人が一番変態に見えた。

2013/05/12

る-さん

サディズム・マゾヒズム・フェティシズムの三部構成。この一冊を分析しただけでは多くを分かったとは言えないであろうが、どこか彼らに共通点のようなものがある気がした。血を見ること、鞭で叩かれること、ブーツや手に性的執着を見せる人達は一見病理的にも捉えられるが、一部に関しては幼少時に目にしたものから何かしら学習した結果としても受け取れるような気もしなくもない。個人的に面白いと思ったのは本書に出てくる患者達が性倒錯を“いけないもの”として著者の元を訪れている点であり、正常と異常の狭間で揺れる人間味を感じた。

2012/04/13

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