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浮遊封館(ミステリー・リーグ)

浮遊封館(ミステリー・リーグ)

浮遊封館(ミステリー・リーグ)

作家
門前典之
出版社
原書房
発売日
2008-07-23
ISBN
9784562041718
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浮遊封館(ミステリー・リーグ) / 感想・レビュー

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aquamarine

7年前のハイジャック機に乗り合わせた少女の記憶から始まるストーリーは、ある宗教信者たちの不可思議な消失事件、砂浜に建てられた浮遊するというドーム型建築物、さらに手首足首のない白骨遺体、と最初から引きこまれる。現代パートでも不可思議な殺人があったりとぐいぐい読まされた。蜘蛛手と宮村の関係は相変わらずで、事件のトリック自体はしっかり本格だが、一連の消失事件が何を意味するのかは想像できて、しかもそれが悍ましすぎ。バカミスとくくってしまうのは簡単だが、実在のカルト宗教もこんな風になんでもありなのかもしれない…。

2023/06/13

タカギ

日航ジャンボ墜落事故を思い起こさせる描写から始まる。飛行機に乗っていたのは約500人。遺体が見つかったのはおよそ250体。残りはどこへいったのか? カルト宗教と絡んだ死体消失はさほど意外ではないけど、大変おぞましい。あとは、またしても雪の中の足跡のない死体。いろんなパターンを考え出すものだなあ。蜘蛛手が珍しく憤って相手を追い詰めるシーンは良かったけど、終わりは尻切れトンボな感じ。

2022/05/27

しずかな午後

『浮遊封館』というタイトルに惹かれて手に取った。門前典之を読むのは4冊目。犠牲者が130人分消えた飛行機墜落事故を皮切りに、全国各地で起こる死体消失事件。その裏に暗躍する謎の宗教団体。そういう大掛かりで悪趣味な世界観に対して、メインの事件そのものはチープと言っていいバカミス。期待通りのぶっ飛び具合がうれしい反面、ひたすらぶっ飛んでるだけというか、もう少し動機などの説明が欲しかった。ちょっと悪趣味過ぎるので人にはオススメしないが、唯一無二の作品であるとは思う。

2024/04/18

ソルト佐藤

うーん、バカトリック(笑 人間消失のトリックとか、笑っていいのか、なんていうか(笑 トリック自体は好きなのだけれど、ちょっと後味が悪すぎるのが残念。バカミスは、バカだけれど、能天気なところがほしい。

2022/05/20

あああ

ううむ。なるほど、そうなるか……。この作家さん、『屍の命題』を読んだ時にも思いましたけど、やっぱりちょっとグロいですね。でも、蜘蛛さんがいい味出してますね♪助手さんも好きですよ~♬

2018/01/12

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