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復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)

復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)

復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)

作家
ミシェル・ペイヴァー
酒井駒子
Michelle Paver
さくま ゆみこ
出版社
評論社
発売日
2009-04-01
ISBN
9784566024151
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復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

これまでの中で最もスペクタクルに満ちた巻。シアジとの対決の場は、まさに手に汗握るといったスリリングな展開。高所恐怖症の私には一層のこと。また、この巻ではトラクの出自にまつわるエピソードも加わり、物語全体がいよいよ大団円に向かっている気配も濃厚である。一方、巻のエンディングはウルフの配偶者と子どもの誕生で締めくくられており、これで終わってもいいかのようなムードも漂わせている。まだイオストラが残っているのだが、さて結末やいかにといったところである。

2022/11/28

Rin

【図書館】今回も悲しくて苦しい展開。とても頼もしく感じていたベイルへ降りかかったこと。森全体に起きたこと、そしてウルフの戸惑い。トラクにレン、フィン=ケディンそれぞれの決断も。すべてが悪い方向を予感させて読み進めるのが辛かった。心が悪い方向へ行くのはとても簡単で、そう思い込んだことを断ち切ることの難しさを痛感させられる。今回はウルフが受けた衝撃と悲しみ。それを乗り越えてまた新たな仲間としての絆が生まれたのがとても嬉しかった。新しい群れとして次は物語にどうかかわってくるのか楽しみで、幸せな結末を祈ります。

2017/12/01

榊原 香織

シリーズ5 結構ハードボイルドですねえ。痛々しい記述多し。 石器時代人は傷の直りが早かったのだろうか。狼がやっぱり魅力的

2023/12/12

美紀ちゃん

大切な友人ベイルの死に対してトラクは復讐を誓い、それをなんとしてでも成し遂げようとする。最後はベイルも夢の中で笑顔を見せてくれた。ウルフはずっと仲間・兄弟と信じていたトラクがオオカミでないことに気付き、ショックを受ける。何かを知る事は成長の証。ラストシーンでは、それを乗り越え精神的にも成長したウルフの、トラクへの深い友情・信頼に心を打たれ感動した。ファンタジーでありながら、6000年前の石器時代の歴史小説で、リアリティーをきちんと持った作品。

2013/01/07

Rosemary*

冒頭から、大きく物語が動く、<魂喰らい>に大切な友ベイルの命を奪われ、自責の念に駆られたトラクは復讐を誓い周りが見えなくなってしまう。ある想いに囚われすぎると大切な事を見失ってしまうんですよね。すんでのところでその事に気付き本当に良かった。不器用で感情に流されやすいトラクと対照的なウルフのなんと人間味溢れる事よ。今回はウルフが二人?の関係性について悶々するも最後はホッとして心温まりました。いよいよラスト一巻たのしみです。

2015/10/01

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