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純喫茶 (PHP文芸文庫)

純喫茶 (PHP文芸文庫)

純喫茶 (PHP文芸文庫)

作家
姫野カオルコ
出版社
PHP研究所
発売日
2016-03-09
ISBN
9784569765211
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純喫茶 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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Shoji Kuwayama

まだ幼かった頃の家族の記憶。鮮明に覚えているものもあれば、おぼろげな記憶もあります。ふとした日常生活の中でデジャブを感じることがあります。私の子供達が大人になってデジャブを感じる時、そのシーンに私はどんな登場の仕方するんだろう。そんなことを思いました。

2017/04/12

リッツ

読むほどに引き込まれる物語。正直、初めの数ページは何を語りたいのか?と思ったが『あ!』と思った瞬間、自分の子供時代の思い出と言うか、取りまくそのもの、その時の気持ちが蘇る。大人になって時々思った『子供の時は知らないから何でも分かった気になっていた』しかし無知ながらも、そうだ感じ取っていたのだ大人の事情も感情も。そして果てしなく思われる時間のなかで色んな事を思い煩い達観し見つめていた。困ってしまう、今はもういない人や風景の一コマが次から次へと浮かび、それらに包まれ奪われ、私もどちらにいるのか暫し茫然となる。

2017/07/25

fwhd8325

同世代の姫野さんが描く子供の頃の記憶は、感覚として、よくわかる。ぼんやりとだけど、あの時の記憶が鮮明に浮かぶことがある。姉に話すと記憶にないらしいのだが、なぜかその時の一言や、空気が浮かんでくる。この短編集は、そのぼんやりとした感覚に近いものを感じます。面白くないと言うことではないのだけど、そのぼんやりは共有するものもあるやに感じるのだが、ちょっと部外者的な印象も感じてしまうのです。

2017/01/25

優花

あとがきにもあるけど「子供の記憶をモチーフとした短編集」。でも、今の日常からふと昔の生活や出来事を振り返り、懐かしく思い出す、というほのぼのさを感じないのは、どれも姫野さんの幼少時や子供時代を土台にしてるのがわかるし、その当時の幼い主人公の鬱々とした内面が伝わってくるから。両親の仲は良くない、両親共に平日休日問わず忙しいために他人に預けられて育った、父親が厳格でそれに逆らえない母親、いわゆる家庭の団欒がなかった、故郷が閉塞感で窒息しそうな地方の田舎、などなど。「みずうみのほとり」は、その話のどうにもならな

2016/03/12

ロマンチッカーnao

純喫茶って題名だけど、純喫茶は出てきません。珈琲も特に出てきません。純喫茶が街にたくさんあったころの子供のお話。短編集。その当時の空気感を肌で感じれます。やはり、姫野さんはいいなあ。。と改めて感じました。夏休みはいい。子供の感情も、大人の事情もなんとなく分かります。これは自分も大人になったからかな。いまだに残る純喫茶を探してこの本を読めばタイムスリップした気分を味わえるかも。。(笑)今度やってみよ。

2017/09/18

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