京都西陣なごみ植物店 「紫式部の白いバラ」の謎 (PHP文芸文庫)
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京都西陣なごみ植物店 「紫式部の白いバラ」の謎 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
SJW
京都府立植物園の新米職員の神苗(かみなえ)は市民からの植物の難しい質問に答えられず、「植物の探偵」を名乗る実菜と出会う。逆さまに咲くチューリップ、信長公のスイーツ、さそり座の星などの連作短編集。植物に関わるミステリーを二人で調査をして解決していく。実菜と、実菜に好意を寄せる神苗の今後の話が気になる。
2021/02/14
ツン
植物ネタの日常の謎というのは今まで読んだことがなく、マニアックでおもしろいw。二人の関係はなんか周囲から優しく見守られている感じ。
2021/05/24
びわこっこ
読み終わるのがもったいないような気がして、同じところを繰り返し読んでいた、植物の謎解き本。🍀 京都府立植物園が舞台で、大学時代に直ぐ近くにあった寮に入っていたので、府立植物園の様子が懐かしく思い出された。そして、何より、私が愛してやまない伊吹山が、「信長公のスイーツ」という項で登場する。植物療法士の私にとって常に傍に置いておきたい本だ!💖 府立植物園の新米職員、神苗と植物探偵の実菜との淡い恋も、お話に優しさを添えている。書き下ろしなので、続編は出ないだろうな? ずっと、お話の世界に浸っていたかった!
2021/12/03
カメ吉
6話からなる短編集。サクッと読めて楽しくほっこりとした読後感でした。京都府立植物園の職員と出入り植物店の娘で店員が『植物の探偵』として花木にまつわる謎を解いていくほのぼの系で人情味ある作品でした。深い感動ってゆうより温かい印象が残った。2作目も楽しみです。
2018/03/31
ひめありす@灯れ松明の火
京都なのに科捜研も殺人鬼も葬儀社も京都日報も地検も登場しない……ゆえに誰も死なない。となると京都が舞台である必要性ももはやあんまりないような気がするけれど……でも、タイトルの通り新米探偵コンビ+姉のやり取りを含め和むお話が多かったです。第一話のお母さんとのやり取りが特にほっこり。子どもを信じているお母さん素敵だなあ。お話としては第六話が好きです。今丁度染色を色々勉強している所なので、その色を見てみたい!でもその色が生まれたきっかけを想うとやるせない気持ちになります。志村ふくみさんの本を次は読んでみようかな
2018/06/01
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