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ホンのひととき 終わらない読書 (PHP文芸文庫)

ホンのひととき 終わらない読書 (PHP文芸文庫)

ホンのひととき 終わらない読書 (PHP文芸文庫)

作家
中江有里
出版社
PHP研究所
発売日
2017-09-08
ISBN
9784569767666
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ホンのひととき 終わらない読書 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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itoko♪

女優、作家、脚本家として活躍しながらも読書家でもある、とは聞いてはいたけれど、著書を読むのは初めて。『本は心の友達』と公言する通り、様々なジャンルを読まれていて感嘆しきり。読書日記に挙げられた作品は、まだまだ知らない作品もあったので読んでみたい。

2017/11/21

saga

3部構成の最初は、読書に関するエッセイ。目新しいことはあまりないが、読書が実生活の予行演習という考えには賛同できる。第2部は読書日記で、読んだ本を中心にした実生活の話題を綴る。この書きぶりが私は好きだ。どこか又吉君の本エッセイを彷彿させる。第3部は書評。本書で紹介された本のうち、既読5冊、積読2冊。読みたい本が6冊追加された。

2022/11/14

ユメ

「本は私の心の友達」と言う中江さんがいかに本とのひとときを大切にしているかが伝わってきて、それだけで勝手に中江さんが心安い友達のような存在に感じられてくる。本についてのさりげないひと言に、すごく共感できるのだ。「『積ん読』本と『積んでいるだけの本』はまったく違います」という言葉に膝を打つ。積ん読というとマイナスなイメージがついて回ることもあるが、私は自分の本棚は単に読み終えた本の収納場所ではなく、これから読みたい本も並ぶわくわくする場所であってほしいと思っている。中江さんの言葉に、ますますその念を強めた。

2017/09/28

piro

本をめぐるエッセイ集。『ホンのひととき』、『読書日記』、『書評の本棚』の三部構成で、それぞれ新聞連載、雑誌連載、著者が記した書評を纏めたもの。中江さんの本への愛情が伝わってくる一冊でした。紹介作品のうち、既読作はどれも心に残る作品で共感できて何だか嬉しい。そして未読作の幾つかには是非とも読んでみたいと興味を唆られました。「本との出合いは偶然ではなく、必然なのだと思う。(中略)読む前から、すでに読書は始まっているのだ。」まさに同感。巻末に掲載書籍一覧が記されているのは、読書好きのツボを突く配慮です。

2022/08/11

あつこんぐ

人の本棚や読書歴を見るのが好きでこういう本はすぐ手に取ってしまいます。丁寧で優しい文を書く方ですね。中江さんの書き方が時々児玉清さんに似ていて本当に児玉清さんの事が好きだったんだなと思いました。本に付箋を貼りながら読んでいたら本が付箋だらけになり、読みたい本も増えました。児玉さんのエッセイの隣りにこの本を並べたいと思います。

2022/10/20

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