KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

引き抜き屋(1) 鹿子小穂の冒険 (PHP文芸文庫)

引き抜き屋(1) 鹿子小穂の冒険 (PHP文芸文庫)

引き抜き屋(1) 鹿子小穂の冒険 (PHP文芸文庫)

作家
雫井脩介
出版社
PHP研究所
発売日
2019-11-09
ISBN
9784569769707
amazonで購入する Kindle版を購入する

引き抜き屋(1) 鹿子小穂の冒険 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あすなろ

創業者の娘が会社を追い出され、いきなりヘッドハンターになってしまった…。ヘッドハントの世界が彼女と共に知れる珍しいテーマの雫井氏の2巻作品。僕にとっては一気読みの1巻でした。そもそもヘッドハントの世界は、凄く興味あるところ。そんな世界や興味が満たされていく。依頼する側も受ける側も正直、両方とも経験あるのだが、ヘッドハントの世界もいろいろあり、この作品のテーマは、本当の本格的ヘッドハントの世界。その意味で知らぬ世界。人脈作り作業方法に驚きもある。引き続き2巻を読みたい。

2020/07/12

小説を最初に書いた人にありがとう

2019年大晦日に読み終えた本。今年最後に感銘を受けた本となる。父親の経営するアウトドア製品メーカーの娘で同社に勤務する鹿子小穂が主役で彼女が会社を辞めざるを得なくなり、何かの縁で踏み入れたヘッドハンティングの世界。エグゼクティブ達を相手にする世界でいろいろな人達との出会いやケースが短編で紡がれていく。会社への思いや仕事への情熱を考えさせてくれる作品。山室氏の話は思いがけず感涙。ミステリー色の強いイメージの雫井作品だが今作は熱く感動もあり、既刊の続編が楽しみ。

2019/12/31

となりのトウシロウ

雫井脩介のミステリーじゃないビジネス小説!30歳の鹿子小穂は、スポーツ用品メーカー「フォーン」の創業社長の娘で取締役。自他ともに認める次期社長。ところが父隆蔵がヘッドハントした外部人材の男性と反りが合わず社外に出され、居合わせたヘッドハンターの並木に託される。並木が用意したのは自社のポスト。小穂はヘッドハンターとして務まるのか。ヘッドハンターを虚業と言ってこき下ろしていた小穂が、持ち込まれるクライアントの経営課題が生々しいが現実にありそうな案件。この業界に興味を持ちました。人間観察の妙。これは面白い!!

2023/07/25

カブ

新米ヘッドハンター小穂のお仕事小説。新米の割に、上手く行きすぎな感は否めないけど、全く知らないヘッドハンティングの世界なので面白かった。シリーズ物らしいので続きも読みたい。

2019/12/09

Yunemo

タイトルのイメージが崩されて。ドロドロとして、生々しくて、そんな感じで読み始めたのに。引き抜かれた会社の後処理のイメージだったから。ヘッドハンターそのもので良かったのでは。とは言え、楽しめました。この業界の裏表がよくよく記されていて。代理、微笑、冒険と続きますが、社長令嬢という表現がいいかどうか、小穂のタイプがヘッドハンターに向いているかどうかにかかわりなく、唐突に代理としてこの道に飛び込んでしまう。ちょっと荒唐無稽化してますが、成程ね、納得感あり。ヘッドハントされた大槻の生き方、これしかないのでしょう。

2020/03/21

感想・レビューをもっと見る