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求心力 第三のリーダーシップ (PHP新書)

求心力 第三のリーダーシップ (PHP新書)

求心力 第三のリーダーシップ (PHP新書)

作家
平尾誠二
出版社
PHP研究所
発売日
2015-03-13
ISBN
9784569820927
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あらすじ

スポーツの世界にかぎらず、かつての日本におけるリーダーシップは、トップダウンで指示命令を徹底させる「支配・強権型」が主流だったが、市場が成熟した近年、部下の主体性、創造性が育まれないこの方法は疑問視されるように。そこで持て囃されはじめたのが、リーダーが組織のメンバーに奉仕し、目標達成に導く「サーバント・リーダーシップ」だった。しかしこの方法にも、リーダーと部下が友だちのような関係になって緊張感が失われ、組織が弱体化してしまうという欠点が……。では、いまの時代に最もふさわしいリーダー像とは? 平尾氏いわく、「リーダーたる者は、いかにフォロワーの力を拡大し、結集させるかを考えなければならない。そのために有効なのは、おのれの求心力をもとに周囲の人間を巻き込んでいく、『巻き込み型』リーダーシップなのである」。日本ラグビー界のレジェンドが、鬼軍曹でもなく友だち的関係でもない、第三のリーダーシップを語る!

「求心力 第三のリーダーシップ (PHP新書)」のおすすめレビュー

鬼コーチが時代遅れになった本当のワケ。平尾誠二のリーダー論

『求心力』(平尾誠二/PHP研究所)

 今、日本中で多くの“リーダー”が方向性を見失っているように思える。かつての日本におけるリーダーシップのあり方は、上から下への指示命令を徹底させる「支配・強権型」が主流だった。「スポ根」に代表されるように、鬼のようなスパルタ監督が檄を飛ばし、選手は理不尽に思っても指示に忠実に従うことが求められていた。これはスポーツ界に限らず、政治や経済活動といった場においても主流だった。しかし、この手法が今の時代にそぐわないのは、すでに誰もが気づいている。

 ラグビー日本代表選手として活躍し、その後、日本代表監督、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督兼任ゼネラルマネージャーなどを歴任し、“ミスター・ラグビー”と呼ばれた故・平尾誠二氏は、ラグビー界のみならず、これからの日本全体のリーダーを語るうえで外せない人物だと私は思う。新時代のリーダーとして、これからの幅広い活躍が期待されていた中での氏の死去は、大変残念に思えて仕方がない。

『求心力』(平尾誠二/PHP研究所)は、2015年に発刊された平尾氏の生前最後の著書である。本書では「…

2018/9/24

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あの上司を、サッカー監督や美少女に置き換えてみると…? ボスの日(10月16日)にまとめて読みたい「上司との関係性を見直す本」

 10月16日は「ボスの日」。社会人ともなれば、自分が管理職でもそうでなくても、上司という存在とは無関係でいられない。職場の上司に感謝し、上司たちの仕事を理解するために設けられたというこの記念日を機に、「あなたの中の上司像」をアップデートしてはどうだろう? ビジネスや社会全体がめまぐるしく変化する今だからこそ、新しい知識やスキルを通じて、ボスを正しく評価し、尊敬される上司になる最短ルートを目指す。そう考えるときに役に立ちそうな本・マンガを厳選してご紹介したい。

(1)「仕事もスポーツも、チームワークが大切」と考える人向け:歴代サッカー監督をビジネス目線で採点!

『監督たちの流儀』(西部謙司/内外出版社)

レビュー全文は【こちら】

 サッカー観戦をしながら「あぁ! 自分が監督だったらこんな采配はしないのに」と熱く檄を飛ばす人は身近にいないだろうか。監督とは、勝っても負けても批判にさらされる過酷な仕事だ。それは、会社における管理職・ボスにも通じるものがある。

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2018/10/16

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求心力 第三のリーダーシップ (PHP新書) / 感想・レビュー

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あちゃくん

元ラクビー日本代表の平尾さんが、ラクビーを通じて会得したリーダーシップについて語った本です。厳しいリーダーシップと優しいリーダーシップの間でバランスを取って、相手に一番行動の変革を促せる距離感を作るってことが大事だと書かれているけど、それは絶対的な公式があるわけでなく、その場に応じて自分で考えなきゃなんだよな。

2015/12/08

Kawai Hideki

トップダウン式の「強権型リーダー」や、リーダーがメンバーに奉仕する「サーバント型リーダー」ではなく、「巻き込み型リーダー」を第三のリーダーシップとしてチームに最高の力を発揮させる方法を説いた本。強いチームに重要な人、戦略、戦術、戦闘意欲について、とてもわかりやすく論理立てて説明してくれている。特に専門性と人間性の両面から、求心力を高めるための具体的方策がアドバイスされているのが参考になる。曰く、組織の外に出よ、専門性を高めよ、組織の外での求心力を高めよ、美学を持て、フォロワーの心の拠り所たれ、が良かった。

2019/06/10

「そうすることが自分(チーム)にとって得かどうか。将来的にプラスだろうか」その判断基準がブレなければ行動が決まる。心に留めておくべき言葉である。求心力を持つための4カ条「専門性」「人間性」「一貫性」そして「怒らせると怖い」納得がいく。「この人に言われたらやるしかない」と思わせてしまえばうまくいく。優れた指導者は自分にも厳しくは鉄則なのだろう。平尾さんという人物を生前知らなかったのが残念である。「知っている」ことを自分の経験などもつけ加えながら言葉として置き換え、「わからせる」これはとても難しい。

2019/02/26

Chuck

★★★★★すごく迫力と納得感のあるリーダーシップ論だった。チームを語る上で、ディオールの「最も完成度の高い服」の話がとても印象に残る。求心力のある目標を共有する為に、リーダーは人間性を発揮することが肝要。戦力⇒戦略⇒戦術+戦闘意欲。平尾さん、改めてご冥福を祈ります。

2018/12/23

きとぽん

リーダーに求められることとは?「この人に言われたら仕方ない」そういう人間性を磨かねば。要は人間力。しかし果てしない道だ。

2018/03/11

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