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家族連写

家族連写

家族連写

作家
森浩美
出版社
PHP研究所
発売日
2015-09-01
ISBN
9784569826264
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家族連写 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

あっぱれ、森浩美さん!わかってはいましたが、やっぱりお涙頂戴、ハンカチなしには読めない素晴らしい短編集でした。未読かつ積読な作品が多数待機しているのですが、正直100%泣かされてしまうのが、ある意味コワく、悔しい?ので我慢して、ここぞという時に読むようにしている自分にとっては稀有な作家さんです。今作もあらゆる状況にある‘家族’をテーマにしたステキはお話8編からなるありがたい作品でした。自分の’父親’として、’夫’としての在り方を考えさせられる貴重な時間となりました。やっぱり森さんは「お涙鉄板」ですね。

2015/12/13

のっち♬

様々な家族たちの絆に焦点を当てて描いた8つの短編。どの編も大した事件は起こらない淡々とした日常の連写であるが、全編の中でも特に存在感があるのは「しあわせやあ」に登場する貴也の母親。結婚に否定的な恋人の価値観を一新してしまう、その包容力と精一杯の感情表現はトップを飾るのに相応しい象徴性がある。子供たちの独立に空虚感を覚える妻を笑顔にするために立ち回る「妻の逆上がり」の語り手も魅力的な男。人生はあっという間。平凡な日常や他愛ない会話にこそ、少しのピンボケが愛おしくなる「紛れもなく血の通った温かさ」があるのだ。

2021/04/17

紫 綺

森さんの家族小説がパワーアップして帰ってきた。やっぱり、森さんの家族シリーズはいい!!じんわり滲む涙に心地良さを感じながら、満足の扉を閉じる。

2015/11/19

いつでも母さん

多分お初の作家さん。SMAP等の作詞家さんですよね?凄いなぁ小説家さんだったんですね。しかもこの作品は優しい。心に染みてくる温かさが良い。短編8作どれも良かった~今年も明日で終わり。家族と揃うことは出来ないかも知れないお正月かもだが、ちょっと想いを馳せたい。『しあわせやあ』のお母さん・・まるで自分を見ているようだった(汗)その前のページの4行が読了後も効いていた。

2015/12/30

ユザキ部長

この本を読むと自分自身の家族と実家の両親への接し方が恥ずかしくなる。いや~申し訳ない。

2015/11/27

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