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明治維新で変わらなかった日本の核心 (PHP新書)

明治維新で変わらなかった日本の核心 (PHP新書)

明治維新で変わらなかった日本の核心 (PHP新書)

作家
猪瀬直樹
磯田 道史
出版社
PHP研究所
発売日
2017-11-16
ISBN
9784569837109
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あらすじ

「日本は明治維新で近代化を果たし、それまでとは一変したと一般的には思われています。しかし、よくよく見ていくと、どうもその見方は表層的なものにも思えてくる。むしろ、江戸時代以前、というよりは古代から連綿と深層を流れてきた『核心』ともいうべき組織原理や権威構造、行動原理などがいまも色濃く影響を及ぼしているのではないか」(猪瀬直樹「はじめに」より) 「いま、読者諸氏に申しあげたい。日本が変化しないときは、時代ごとの死んだ歴史を読んでいても命に別状はない。だが、いま日本人は、これまでの構造が一夜にして変わってしまう世の中に生きている。このようなときは、『通史的思考』をなさねば変化のなかを生きてはゆけない」(磯田道史「おわりに」より) 明治以降、なぜ日本は近代化に成功したのか。それは明治維新で日本が変わったのではなく、成功の要因がすでに江戸時代までの歴史の中で形づくられていたからだ。日本には、古代から変わらない「国の核心」がある。古来、培ってきた組織原理や行動原理、権威に対する考え方などが、今なお日本人に大きな影響を与えている。その「日本的原理」の長所と短所を知らねば、この国で成功をつかむことは難しいし、いかなる変革も望めない。では、「この国の秘密」とは何か?――平安時代から江戸時代まで「通史的思考」で読み解き、日本のあり方に迫る、白熱討論。 【目次】より●第1章 日本の組織原理と権威構造の源泉――古代をたずねる ●第2章 「新しい公」の再編成――鎌倉、室町、戦国のダイナミズム ●第3章 江戸武家社会の組織と個人――サラリーマン根性の始まり ●第4章 二六〇年の泰平を維持した社会システム――「転封」や「ジャンケン国家」の智恵 ●第5章 江戸に花咲いた近代的経済――進んだ経済政策と百姓たちの企業家精神

明治維新で変わらなかった日本の核心 (PHP新書) / 感想・レビュー

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てつ

猪瀬さんの上から目線が気になって仕方なかった。とはいえ博識の二人の、読んでて楽しい対談本です。

2017/12/17

あっくん

★★☆時代毎の経済の変遷や為政者の在り方などを該博な知識で語り合っている。面白いけれどすぐに忘れてしまいそう。

2018/02/25

新父帰る

読んだら止まらないカルビーみたいな本。古代日本から明治維新までの通史だが、単なる事項の羅列ではなく、可なり突っ込んだ対論を展開。猪瀬が取り上げた書籍の引用に磯田がばしばしと論説する形。その意味で議論が高度だし、書籍の紹介も兼ねている。収穫としては、織田が何故比叡山延暦寺を襲撃したのか、室町幕府が何故京に幕府を開いたのか等の疑問が解けたこと。題名の「変わらない日本の核心」の意味が良く分かった。その意味で天皇の権威を国民が一丸となって固守しなければならないことを確信した。それにしても徳川幕府の統治機構は凄い。

2018/01/26

Lila Eule

実に面白い視点の通史。日本人が生き抜くためになしてきたことが、合理的で扶助的で功利的であったことがよくわかった。学生時代に植え付けてしまった歴史観を一切すてて、生計と共生と持続を念じた日本人が何をなしてきたか、理解し直したいと思う。現代の社会経済の運営の基本論理が、江戸時代に実践されていたとは驚いた。経世済民の歴史的意味がやっと正しく理解できた気がする。人が生活できる社会をなんとか自力で考え目指してきたのが日本の歴史のようだ。長年沁みついたご都合史観の各年代についての既成イメージを頭の中から消そうと思う。

2017/12/16

たくみくた

再読。日本の国民性は、通史から学べることが大きい。陸軍士官学校での成績が良いものから順番に、陸軍大学校に行くことがますます重んじられるようになっていった。それが現在では、ペーパーテストで1点多いかどうかで人間を選ぶのが公平という考え方に繋がっているのが特に面白かった。

2019/02/03

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