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美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書)

美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書)

美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書)

作家
中野京子
出版社
PHP研究所
発売日
2018-06-15
ISBN
9784569840765
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「美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書)」のおすすめレビュー

あの美しい人の正体は? 美しい肖像画に秘められたドラマを解き明かす

『美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔』(中野京子/PHP研究所)

 絵画の中の美しいひとは誰? 鑑賞者の想像を掻き立てる「美貌のひと」が描かれた背景やエピソードを紹介した『美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔』(中野京子/PHP研究所)。中野京子氏はドイツ文学者、西洋文化史家、翻訳家であり、「怖い絵」シリーズなど、絵画を読み解くエッセイを多く手がけています。本書は、雑誌『PHPスペシャル』の連載をもとに加筆・修正されたものです。

 本書は・古典のなかの美しい人・憧れの貴人たち・才能と容姿に恵まれた芸術家・創作意欲をかきたてたミューズの4章から成り、24人の肖像画を取り上げています。

 目をひく表紙の「美貌のひと」は、イワン・クラムスコイの「忘れえぬ人」。黒いコートに黒い帽子をかぶり馬車に乗る、この女性は誰? 発表時からモデル探しが始まり、多くの人がアンナ・カレーニナだと信じたといいます。しかしアンナ・カレーニナはトルストイの想像上のヒロイン。トルストイはアンナ・カレーニナの執筆と並行して、クラムスコイに自身の肖像画を描かせていました。絵の女性には、アンナではな…

2018/8/30

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美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔 (PHP新書) / 感想・レビュー

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ハイランド

はっと息をのむような美男美女が描かれた絵画が並ぶ何とも豪華な一冊。幾つかの絵画にはモデルの写真も添えられており、絵画との違い、絵画のみが持つ力強さを実感させられる。そして絵画のモデルや画家に纏わるドラマは、絵画を見る目を一変させられる。卓越した美貌は、底に悲劇性を秘めているものなのか。美貌と芸術性の両方を兼ね備えている人たちには、ずるい、の一言!また一つ新しい美術の扉を開いてもらった気がして、作者には感謝しかないのだが、表紙の美女を見て「あ、去年PTAの役員をした人だ」と思ってしまうのは、例の本の功罪w。

2019/04/21

はる

面白かったです。一枚の絵に残された美貌の持ち主たち。その人生はどれも濃厚でドラマチック。一人ひとりはわずか数ページですが、中野京子さんの豊富な知識と巧みな文章が秀逸。もっと多くの絵を見てみたいし、もっと詳しく彼らの資料を読んでみたくなります。読みたい本が増えてしまって…そういう意味では、この本は優れたブックガイドと言えるかも。

2018/09/16

あっか

『怖い絵』シリーズ中野京子さんの最新刊。相変わらずの面白い見解と解説、『中野節』はスカッと気持ち良く、読んでいても楽しい!神話の中の人、実在の人物、はてまた女性だけでなく男性も登場します。中野さん解説の中で特に人気(?)のモンテスキュー伯爵も^^ただの美術品解説だけではなく、当時の人がどういう思考回路だったかにも思いを馳せ、うまく現代とも融合させてくれるので分かりやすいのです。オチにクスッともさせてくれます。アルテミジアのユーディトはわたしもカッコいいと思う!解説に唸ったのは『スザンナと長老たち』かな。

2018/12/07

みこ

このタイトル!この表紙!!そしてこの作者!? この本を手に取らない理由が見当たらない。紹介された全ての絵を実際にこの目で見てみたい気持ちが嫌でも高まります。「忘れえぬ人」の来日が待ち遠しくて仕方ない!! 名画を提示して、その絵にまつわる興味深いエピソードを載せる。いわば中野本とは大人のための絵本ではないだろうか。

2018/09/23

つーこ

「うんちくなんて知らなくていい。ただ直感で絵画は見るべきだ」という教えは本当に間違っていると思います。描かれたテーマ・背景・当時の世界情勢を知った上で見る絵画の面白いこと!!怖い絵、名画シリーズ。また順番に再読したくなりました。てゆーか、本書を読んで「ハプスブルク家12の物語」読みたいと思ったら、もう読んでいた・・。全く理解できていなかったということですね、残念ながら。

2018/08/22

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