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愛すべき音大生の生態

愛すべき音大生の生態

愛すべき音大生の生態

作家
辛酸なめ子
出版社
PHP研究所
発売日
2020-03-13
ISBN
9784569846798
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愛すべき音大生の生態 / 感想・レビュー

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R

様々な音大にインタビューや見学、学園祭突撃なんかをして、学生さんたちの実態をレポートした本でした。思ったよりもおとなしいというか、破天荒さは控えめな内容でまったり読めました。著者の貧乏僻みがやや多いものの、音大生の苦労や、音大あるある的な話、やや闇を感じさせる噂話など、それなりに面白いのだけども全体的に綺麗にまとまりすぎてて、大人しい印象。穏やかにまとまった本でした。

2020/08/06

アコ

音大生の生態に迫る取材本。自虐まじりの文体など著者らしさはあるも、内容があまりに浅くて軽い。現地取材の内容も微妙で音大潜入を楽しんだだけにも見える。なんだろう、たまたま学校・専攻が異なる音大卒の友人が数名いて、彼らからもっと興味深い話やエグい話を聞いていたのもあるかと。(遠距離レッスンや就職難、学校や専攻間のマウントとか…)著者ほど音大や音大生がミステリアスな存在ではないようだ。新垣隆氏との対談はよかった。

2020/11/12

Bartleby

著者が音大生の生態を潜入調査。潜入先は東京藝大、国立音大、武蔵野音大など。自分の身近には音大出身者が多く、まさに本書に登場する人たち顔負けで、彼ら彼女らを思い出しながら笑った。やはり声楽科のエピソードが安定して笑える。声楽科がいちばん音痴で、やたら声の良い音痴で、音が高くなるほど音程がとれなくなるという内部生のあけすけな証言は、そうじゃないかと怪しんでいただけによけいに可笑しかった。

2023/07/10

ニョンブーチョッパー

★★★★★ 音大の内情ってほんとに面白い。二宮敦人『最後の秘境 東京藝大』を思い出しました。変わっている人が多い印象の中で弦楽器でオケやっている人が一番普通というのはなんか分かる気がする。コミュニケーション能力というか、周りをよく見てどう振る舞えばいいか考えて行動するみたいなことかも。ビオラなんかはその際たるパートじゃないかと思う。

2023/07/13

ヨータン

音大生って昔から憧れていたので、非常に興味を持って読めました。大体は想像していたような大学生活でした。才能や努力だけでなく、体力、経済力、教授に好かれる世渡り術なども必要で、いろいろ大変。それでも4年間音楽に没収できる環境って素晴らしいなと思いました。

2022/01/29

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