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麻阿と豪

麻阿と豪

麻阿と豪

作家
諸田玲子
出版社
PHP研究所
発売日
2022-10-05
ISBN
9784569853123
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麻阿と豪 / 感想・レビュー

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starbro

諸田 玲子、4作目です。前田家の姫君、麻阿と豪の物語は、初読です。戦国時代に翻弄される二人の心情が、嫋やかに描かれていました。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85312-3

2022/11/08

いつでも母さん

ここにも女たちの戦国時代があった。そんな感じ。前田利家の娘として生きた二人の姉妹。一人は秀吉の妻に。一人は秀吉の養女に・・時代に翻弄されつつも、強く生きたその姿は逞しい。この時代の作品は沢山あって馴染みやすいが、この視点から読むのも面白かった。

2022/10/25

モルク

前田利家の娘。姉の麻阿は秀吉の第3の妻となり、妹の豪は幼い頃秀吉とおね夫婦の養女として何不自由なく育つ。秀吉の優しさ、面白さを語る豪に対し、麻阿は彼の傲慢さ、冷酷な面を見る。女が家にために嫁ぎ政治利用されることは当たり前の時代、この姉妹も例外ではない。幼馴染みで相思相愛の宇喜多秀家に嫁いだ豪も秀吉亡き後の戦乱によりやはり翻弄されていく。とても読みやすく、おっとりしておとなしい麻阿と、言いたいことを言い自由奔放な豪が対称的であるが、意外と麻阿の芯の強さが見えてよかった。またおねとまつの存在も際立っていた。

2022/12/02

前田利家の娘である麻阿と豪。姉妹でありながらも全く別の環境にあった2人。深いところでは繋がり合い生きていく。読み応えのある作品

2022/11/16

しゃが

会話文が多い読みやすい時代小説だった。戦国が舞台、加賀の前田利家の二人の娘。麻阿は秀吉の妻に、妹の豪は秀吉の養女に…。二人を中心に、お市の方、茶々、ねね、まつ、ガラシアといった女性たちも。乱世に生き時代に翻弄されつつも、知恵を出しながら助け合い生き延びたり、意志を貫こうとしたりした女性たちの生き方だった。が、まず家の存続や子供の出世に縛られなければ動けないことが切なくもあった。

2022/10/30

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