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火定(かじょう) (PHP文芸文庫)

火定(かじょう) (PHP文芸文庫)

火定(かじょう) (PHP文芸文庫)

作家
澤田瞳子
出版社
PHP研究所
発売日
2020-11-06
ISBN
9784569900841
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火定(かじょう) (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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サンダーバード(読メ野鳥の会怪鳥)

奈良時代を舞台にしたパンデミック物。天平年間に新羅からもたらされた天然痘は瞬く間に奈良の都に広がり、貧しき者も貴族も区別することなく命を奪う。全く治療法の無い時代、時の政府は為す術も無く思考停止し、心ある医師は少しでも人々の苦痛を取り去ろうと孤軍奮闘する。怪しげな新興宗教が流行り、流言飛語による暴動で渡来人の命が奪われる。コロナ禍以前に書かれた小説であるが1,300年経った今でも世の中の状況は全くと言っていいほど変わっていないように思える。★★★★

2021/04/04

優希

面白かったです。天然痘のパンデミックの怖さがありありと目の前に浮かびます。医療も未熟な中での流行。それは現代のコロナを予見しているようにも思えました。

2021/02/26

てつ

素晴らしい小説。奈良時代の話でありながら構成は現代にも通じるもの。コロナや官僚制、医師のあるべき姿。最後は泣く😭

2021/04/14

ピロ麻呂

2017年下期直木賞候補作品☆天平の都、奈良で発生した天然痘パンデミックを描く。海外のウイルス、医療崩壊、渡来者への差別…新型コロナを予見していたかのよう。罹患した子供たちを蔵に閉じ込め隔離する場面は泣けました😢コロナ以上に致死率の高い感染症が蔓延したら、それが子供たちにも及ぶとしたら…想像すると恐ろしい😵奈良時代の堅苦しい歴史考察などはなく読みやすい…けど逆に「1300年前ってこんなに発展してた?本当にこんな時代だったの?」と若干の違和感がありました。

2021/02/04

niisun

天平九年(737年)、奈良時代の都を襲った天然痘のパンデミックの只中で、市井の人々を治療した施薬院を舞台とした物語。新羅から戻った遣新羅使の罹患者から広まった感染症。急速な感染拡大の中で広まるデマや差別、便乗商法。政府の無策と医療の崩壊。5年前の2015年に上梓されたというのが不思議なほど、既視感のある出来事が次々と繰り広げられる。歴史は繰り返すとは言え、物語の舞台からは遠く1300年、人類の進歩はいかばかりか。澤田瞳子さんの作品を読むのは4作目。奈良時代を描く稀少な作家さんなので今後の作品も期待したい。

2020/12/23

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