名作なんか、こわくない (PHP文芸文庫)
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名作なんか、こわくない (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
Die-Go
図書館本。名作の数々を著者独特の観点から評したエッセイ。女性主人公の物語が多く好みが少し別れそうだが、軽妙な語り口で語られていることもあり、どれも読んでみたくなる。★★★★☆
2022/09/03
(*'ω' *)@k_s
積読本~著者による名作紹介51選エッセイ集。選ばれているのは「女性」をテーマにしたものが多い印象、時代を遡っても生きづらさや悩み、抱えているものは、今とそれほど変わらない。だからこそ読み継がれるのが名作。紹介本のあらすじと読みどころ、それにまつわる著者の自虐的なエピソードを添えるあたりがクスッとしてしまいます。問題は紹介されている本を1冊も読んだことがないということ😱これは…なんか損をしている気分(笑)気になるものから読んでいこう📖
2022/07/21
つーこ
有吉佐和子の『悪女について』を読んでいない人は人生の半分ぐらいを損している・・ですって!みなさん、すぐに本屋へ行きましょう!!柚木さん独特の感性を持って名作とそれにまつわるエピソードを交えて語られるので、堅苦しくなく気軽に読めますし。ドロドロして暗いイメージのフランス文学も読めそう・・と思わせてくれますよ!
2024/01/19
mayumi
名作についてのエッセイ集。フランス文学と日本文学編はあまり惹かれなかったけど、イギリス文学、アメリカ文学編から俄然興味が湧く。読んだことある作品が多かったからかもしれない。「若草物語」と「風と共に去りぬ」が同時代に書かれたにも関わらず、北と南の違いのせいか、全く空気感が異なることや、「ジェイン・エア」のジェインの強かさなど、言われてみればそうだなあと思うことも。自分とは違う切り口からの視点が面白く、「白鯨」や「ハワーズ・エンド」なども読んでみたくなった。
2021/06/13
Shun
作家・柚木麻子さんが有名な古典文学の魅力を解説した書評エッセイ。名作だけどなんとなく敷居が高いと思い込んで敬遠してる、そんな方向けに古典作品の大まかな内容を紹介しています。古典だからといって現代人の感性とかけ離れているわけではないので、今の人たちが読んでも理解できるし面白い、それが古典の魅力だと教えてくれます。名作と呼ばれるものが現在も残っている訳はやはりその普遍性にあるのだろう、音楽や芸術作品と同じのように。また本書では入手しやすい国内外の古典を扱い、既読は9点でした。そして次に読みたい目標もできた。
2021/02/04
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