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京都祇園もも吉庵のあまから帖4 (PHP文芸文庫)

京都祇園もも吉庵のあまから帖4 (PHP文芸文庫)

京都祇園もも吉庵のあまから帖4 (PHP文芸文庫)

作家
志賀内泰弘
出版社
PHP研究所
発売日
2021-09-08
ISBN
9784569901572
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「京都祇園もも吉庵のあまから帖4 (PHP文芸文庫)」のおすすめレビュー

深い悲しみを抱えた人々が集まる京都祇園の「もも吉庵」。シリーズ4巻ではついに色恋模様にも進展が!?

『京都祇園もも吉庵のあまから帖』(志賀内泰弘/PHP研究所)

 頑張るというのは、我を張ること。理不尽に歯を食いしばって意地を張るのも大事なことだけれど、自分を納得させるためだけにがむしゃらになるのではなく、まわりを気遣って張り切る――“気張る”ことこそが真の心意気なのだと、『京都祇園もも吉庵のあまから帖』シリーズ(志賀内泰弘/PHP研究所)は繰り返し描いてきた。4巻を迎え、人間模様には少しずつ変化が訪れているけれど、根底を支えるそのテーマは変わらない。

 元お茶屋の女将・もも吉が営む祇園の甘味処・もも吉庵。SNSの扱いに長けた女子中学生がどれだけ検索しようとも、場所も連絡先も見つからない隠れ家で、写真をひとめ見て「どうしてもこれを食べたい!」と執念を燃やさせるほどの絶品・麩もちぜんざいが唯一のメニュー。くだんの女子中学生は偶然にも、もも吉の娘・タクシードライバーの美都子が修学旅行中のガイドを担当した縁で、一見さんにもかかわらず店に辿りつくことができた……。そう、この店に足を踏み入れるために必要なのは、財力でもコネクションでもなく“縁”である。もも吉…

2021/8/31

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京都祇園もも吉庵のあまから帖4 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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とし

京都で知る人ぞ知る甘味処「もも吉庵」。もも吉の常連満福院の住職隠源、隠善親子が面白いですよね、最後は名物の麩もちぜんざいで癒やされます。

2021/12/14

カメ吉

シリーズ4作目。5話からなる短編集ですが今回も深く重く厳しくけど優しいお話ばかり。どの話もたぶん多くの人が抱えてる不幸な運命、宿命そして自分の選択誤りからの不遇を嘆く様を書いてます。自分もそうでこんなに頑張ったのに。こんなに苦労したのに。ってそれに合った見返りを望んでしまう。しかしこの作品の「もも吉庵」のお母はんはそんな人間の弱い心、黒い部分を見透かした上で厳しく、そして優しく前を向かせてくれる。まさに心が荒んだ時や心が病んでる時に読みたい作品でした。阿闍梨餅や出町ふたばの豆餅など好物も登場してよかった。

2021/10/17

本詠み人

祇園にひっそりと佇む甘味処「もも吉庵」…一見さんお断りの麸もちぜんざいオンリーの店で起こる悲喜こもごも、第4弾。愛をもって厳しく叱ってくれる人って、年とともにどんどん減っていく気がする。この物語に登場する店主もも吉はそんな人。五つの小篇の主人公たちは彼女と出会えて幸せだ。特に2章の彷徨い人と4章の青年のお話にグッときた🥲3章の朱音さんは周りを優しさという灯りで照らす人…そんな人に私もなりたいな。

2022/04/06

Walhalla

『椿いうんは、二度咲くんどす。枝で一度・・・・地面でもう一度。あんさんも、もう一花咲かせておくれやす』。シリーズ4作目ですが、もも吉お母さんの言葉はいつも温かいです。このシリーズは、人を思いやる優しさが溢れていますよね。隠善さんの名誉を挽回するような活躍があったり、朱音さんの気遣いや奈々江さんの頑張りなど、物語の見どころが満載です。京都名所の見どころも満載です。古い言い伝えやしきたりなど、学べる要素も盛り沢山ですね。

2022/05/25

よっち

京都祇園の片隅にひっそりと佇む甘味処「もも吉庵」。店を営む元芸妓のもも吉の、趣向を凝らした麩もちぜんざいと人柄に惹かれ、お客が今日も訪れる第四弾。楽しいはずの修学旅行で終始沈んだ表情の女の子が抱える事情、病のため職を失った男が起こした思いもよらぬ行動、茶道の家元の跡取りが一緒になりたい娘、声を失った舞妓と駆け出しの料理人の淡い恋、老舗の和菓子屋に生まれた兄弟。ままならないことに直面して複雑で辛い思いを抱える人たちが気づくそのさりげない優しさがあって、みんな幸せになれるといいなと思わずにはいられないですね。

2021/10/26

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