KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

京都くれなゐ荘奇譚(二) 春に呪えば恋は逝く (PHP文芸文庫)

京都くれなゐ荘奇譚(二) 春に呪えば恋は逝く (PHP文芸文庫)

京都くれなゐ荘奇譚(二) 春に呪えば恋は逝く (PHP文芸文庫)

作家
白川紺子
出版社
PHP研究所
発売日
2022-07-07
ISBN
9784569902272
amazonで購入する Kindle版を購入する

京都くれなゐ荘奇譚(二) 春に呪えば恋は逝く (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

シナモン

シリーズ2作目。登場人物が増えてきてごちゃごちゃしてきたけど、その分面白くなってきた。呪いとか邪霊とか恐ろしいけど、その歴史背景も知ることができて知識も増えます。澪、漣、波鳥、青海、出流…登場人物の名前も綺麗。繊細で落ち着いた雰囲気の物語、続けて読みたいシリーズです。

2022/12/11

真理そら

前巻では邪霊に寄りつかれて転んだりケガしたりと頼りなかった澪が驚くほど成長した(が、死にかけたりするのでまだまだですね)澪の兄・漣が京都の大学に通うことになって、くれなゐ荘で住むことになった。澪の護衛の波鳥やその兄・青海、使用人頭兼愛人に過ぎないのに鼻息の荒い美登利やら、断り切れない漣の推し掛け友達の出流やら、登場人物が一気に増えた。つまりイケメンが増えたということだけれど、過去の何世代もの記憶を持ち、運命から逃れられない諦めと期待と澪への感情を持てあます高良が最も魅力的だ。

2022/08/11

本詠み人

京都の下宿屋「くれなゐ荘」に住む高校生 澪と、邪霊を祓う蠱師たちの活躍 第2弾。下宿に兄・漣(レン)、謎の多い出流(イズル)、波鳥(ナトリ)とメンバーが増え、同級生との絡みも良き✨20歳までの命という宿命を背負いながら、澪がこの先どう成長するのか、どう因果を断ち切るのか目が離せない。

2023/01/09

ひさか

2022年7月PHP文芸文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。壺法師、春に呪えば恋は逝く、龍神の花嫁、番外編枯色桜、の4つの連作短編。神を降ろす澪が興味深い。ホラーじみた表現もありハードな展開が驚き。枯色桜は何で番外編なのか謎。

2023/03/30

めぐ

1巻目の感想に、ちゃんと緊迫感があると書いた。2巻目の方がスケールが大きくなり、さらに面白かった。登場人物たちの立ち位置がそれぞれ違うのが複雑だけれど、信用しきれないけれど一見親切な人がいたりしてその危ういところも楽しめる。澪が、死ぬのをただ待っているのは嫌だと京都に移り住んでから、経験を積んで肝が座ってきた。人のアドバイスを素直に吸収して自分で判断するところが好ましい。邪霊をはらうと疲労こんぱいする澪が、神の嫁になった後は割と平気だったのはなぜかなど、今後、明らかになるのが楽しみだ。

2023/01/21

感想・レビューをもっと見る